2017年12月31日日曜日

リップルとXRP雑感

あんま、よくわかってないのでほんと個人的な印象です。間違いもあるかもしれません。値動きは全然わかりません。

リップル社が開発した決済システムがリップル(ネットワーク)で、リップルは、安価で高速な決済を行えるシステムで、そこで、ブリッジ通貨としても使えるのがXRP(リップルコイン)なんですかね。

ただ、リップル社も言っているように、ブリッジ通貨としてXRPを使う必要は必ずしもないようですね。リップル(ネットワーク)で、直接ドル円の交換もできるみたいですね。

マイナー通貨同士の交換に関してはXRPをブリッジさせるということもできるみたいですね。これによりXRPを保有しようというインセンティブが金融機関にどれくらいあるのかは気になりますね。ブリッジするだけなら実需は差し引きで0になりますからね。

XRPの為替変動が大きすぎたり流動性が少ないと、XRPの保有のインセンティブは減りそうな気もします。流動性としてはマイナー通貨以下の現状ですが、手数料や保持や送金のメリットで流通するものでしょうか。ここは正直わからないです。XRP自体の総量が僅かずつ減っていくというのも重要な点なんでしょうか。

XRPには金利はないけど総量が僅かずつ減っていくというので、実需がしっかりしていれば、値段も僅かずつ上がっていくとは思います。ただ、その実需を裏付けるしっかりしたものというのが、なかなかはっきり自分にはよくわかっていません。リップル社としては、為替交換の基軸通貨になることを目標としているのかもしれませんが、現状流動性とファンダメンタルがないといった点から、なかなか簡単ではないかもしれません。税金の問題もあります。

法定通貨と仮想通貨のファンダメンタルの大きな差は、法定通貨は金利をもらえる国債と為替リスクなく交換可能であるということだと思っています。そのため、一応DCF法で法定通貨の価値はファンダメンタルで測ることができます。現状の基軸通貨であるドルも一応金利はもらえますし、流動性も高いです。ドルはアメリカの経済と政治力をバックにしていますから、XRPもなかなか大変な面はあると思います。


リップル自体はとても良いシステムなのかもしれませんが、XRPに関しては判断難しいですね。正直、わかりません。便利なら使われるようになるとは思いますが、ファンダと実需がまだまだわかりません。

あとよくわかってないのが、トランザクションに特定の承認者がいるようですが、もしXRP自体が爆発的に使われるようになった時、承認者は全部対応するインセンティブあるんですかね。ここら辺の仕組みはビットコインのPoWと比べてどう折り合いをつけるのか、あまりわかっていません。(今のところはリップル社がコスト負担して承認しているんですかね。将来的には、特定の承認者=金融機関?に予めXRPを配っておいて、取引が爆発的に増えると、全体で消費されるXRPが増えて、承認者は持っているXRPの希少性が上がって得するといった感じなんですかね。どうなんでしょうか。全く間違っているかもしれません)

金融機関は決済が安くなるならリップル(ネットワーク)自体を運営するメリットはあると思いますし、決済システムの最終利用者から手数料を取れば、持続的な運営が当然可能だと思います。XRPの方は、XRPの取引を承認する電気代や運営のコストはどうなるのか、そこら辺のコストとインセンティブのバランスが難しい気もします。バランスが取れれば運営は持続するとは思います。


あと、余談ですが、金(きん)自体に結構、退蔵需要(単に価値保存の目的として保有するのみの需要)が毎年結構あるみたいですね。そういった退蔵需要みたいなのが、仮想通貨に出てくる可能性もあると思いますが、ハードフォークも含めて大量の仮想通貨やトークンが発行されている現状では、需要を上回る供給もありそうで、こちらも判断難しいですね。

2017年12月25日月曜日

サイン・ポスト雑感

割と人気の株のサインポストですね。

時価総額400億円くらいで営業利益予想は3億円くらいで、PERは200倍近くですので、将来性を織り込んだ株価なんですかね。

ワンダーレジ・スーパーワンダーレジ期待といったところでしょうか。JR東日本や住商系のSCSKとも協力関係があるということで、期待も大きいのでしょう。市場へのアピール力も一流な気もします。メディアへのアピールも上手ですね。

是非、上手くいってほしいところですが、一応個人的な懸念点も書いておきます。

ワンダーレジ

2017年7月に行った実証実験に関する記事、ダイヤモンドオンライン
http://diamond.jp/articles/-/138697

置き方にコツがあるといった発言があって、若干技術的に気になる気はします。忙しいサラリーマンとか、置き方気を付けないといけないでは少々問題ですよね。あとは、小規模店舗で導入した場合には、万引きや不具合監視のために、結局人員が少なくとも一人は必要な感じはしますが、レジ打ちの労力減らせるメリットはあると思います。

スーパーワンダーレジ

あとは、大宮駅で実証実験を行ったスーパーワンダーレジに関しては、一人づつの入場と、7〰8人の入場ごとに棚をきれいに整理しているのを見たので、実際複数人の人が参加したら上手くいくのかは、まだよくわかりません。棚の商品一種類づつに、カメラorセンサーがついていたのでコストもどうなるのか、少し気になります。

Amazon GOも20人程度が入ると、まだ、誤認識があるみたいなので、どうなるでしょうか。技術的には高いハードルな気もします。スーパーワンダーレジの特許も申請しているようですが、Amazon GOにかなり似ている気もして、そこも気にはなります。

まあ、技術的なことはSCSKとも協力して上手くいくかもしれないですし、政治力やアピール力の方が重要な面もあるかもしれないですね。技術はあとからついてくるかもしれないですし。

あとは、技術的なブレークスルーがあると面白そうですが、どうなるのか。正直全くわからんです。適当ですいません。



2017年12月2日土曜日

2017年11月雑感

11月日本株口座は+9%でした(税引・出金後)

新報国、ノーリツ、シェアテク、GTS、エコモット、ナ・デックス、ロコンド、ニチバン、かどやなどが貢献して、あとムトーとかソマールのJCで利益でました。

悪かったのがMSコンサル(何この買い残。。)と遠州トラックとSB他ディフェンシブ、地味飲食、バリュー株みたいなのが無風かマイナス


全体的に成長株の将来性をガンガン織り込むような感じの印象でしたね。なんとなくビットコインの上げもイケイケの雰囲気を出していたんですかね。関係あるかはわからないですが。


いくつか短期で他にも乗れた将来性銘柄はあったんですが、金額はあんまりでしたね。そこは反省点でした。


あとは、逆に内需やディフェンシブっぽいのや、地味な飲食、バリュー株みたいのは全体的に軟調でしたかね。


なんだこれ安いみたいなバリュー株は持っていたい気もするんですけど、なんらかのカタリストでないとなかなか収益にはならないですね。ナ・デックスもバリュー株のつもりで持ってたら、大したことない上方修正で飛びましたし、FA関連の商社なんで一応成長性がある感じなんですかね。


超過収益はあると思うんですけど、ガンガン上がっていく成長株を見ると、バリュー株ってなかなかどうなんでしょうかね。悩みどころです。リリカラとか横浜丸魚とか、PBRとかでみるとすごいんですけどね。成長性かカタリストが無いとなかなか難しいんですかね。







2017年11月25日土曜日

今日から始めよう

ZOZOSUITで話題のスタートトゥデイですが、2012年に6時間労働制を導入したときに凄い会社だなぁと思ったのを思い出しました。

当時から株式投資はしていたんですが、なんとなくAmazonに勝てるのかなというのと、6時間労働は従業員には良いけど株主にとってはどうなんだろとか、単純にPERがとかいろいろ理由をつけて思考停止していたかもしれません。そういう意味で、スタートトゥデイの凄い業績の伸びに関しては、今思うと自分の不明を恥じる気持ちが強いです。また、同じような間違いをしないように、最近はいろいろ調べたり、考えたりして頑張ってはいます。なかなか難しいですけどね。ZOZOSUITも注文してみました。

あと、単純にスタートトゥデイの会社名って、良い名前ですね。前向きで、挑戦的な名前で、たぶん知っている会社名の中では最も好きな名前かもしれません。Alphabet(超過収益に賭ける?)Amazon(AtoZ、すべてのものを扱う)等も良い名前だと思いますが、今日から始めようは、単純で分かりやすいですね。

2017年11月19日日曜日

アカツキショック、信憑性の薄い疑惑

11/15、新興はアカツキショックで追証ぶん投げがあったみたいですね。

セルランも下がってなかったですし、ストップ安は絶好のアカツキ買いチャンスだったかもしれないですね。

後場に大きな売り板でて、寄らずのストップ安比例配分で18万株くらいできたんですかね。機関の売り崩しだと言っている人もいましたけど、本当なら追証誘発目的の相場操縦でしょうけど、本当でしょうかね。よくわかりません。

新興の個人に人気の株の決算がいまいち、日経に比べて新興が軟調、ゲームセクター自体もいまいち、前日にも追証投げがちらほらで、後場に更なる追証・追証回避ぶん投げがあったのかもしれないですね。もう少し逆張りできればよかったなと反省しています。

あとは、確率操作疑惑ですが、正直操作しているとは思えなかったですね。まず、ドッカンは2015年2月くらいからやっている人気ゲームですから、ガチャの排出率はある程度検証できますよね。数字を基にした批判ではなかったので、信憑性は薄い感じがしました。

あとは、確率自体公表していますから、ガチャに変なプログラム仕込んでいたら、それはそれでプログラマーの人とか気づかないですかね。コカ・コーラのレシピではあるまいし、役員が極秘でプログラミングするでもなければ、プログラマーから漏れませんかね。そんなリスク怖くて普通は取らないですよね。

プログラマーがゲーマーとして自分に有利な操作していたとかならわかりますけど、その確率も低いでしょうね。今回のは内部リークでもないし、やはり信憑性は低かったと思います。

単なる確率表記のバグっぽいですね。おそらくそうなんでしょう。

あとは、ネット上でガチャが全然でないという声が見かけられたので、もしかしたら操作しているんでないかと疑う人も多かったみたいですけど。SSRキャラの排出率1%だと、100回した人のうち32%、200回した人のうち13%、300回した人のうち5%には一枚も出ません。ドッカンほどの人気ゲームであれば、母数も多いでしょうから、数十・数百の人が文句を言うのを見かけたとしても、あまり意味はありません。SSR0.5%とかならもっと出にくいでしょう。

さらに言えば、同じ排出率なら完全ランダムが一番、極悪な気がしますけどね。変に操作すれば、一部の人にばれるかもしれませんし、何かしら対策も打たれるかもしれないですよね。何をしても、自分に有利な行動がとれないというのがランダムですから、ランダムにしておくのが、ガチャゲーを一生懸命やる人にとっては一番極悪と言えそうですけどね。そういう意味でも確率操作するメリットって少ない気もします。

逆に、どう裏で操作すれば、ばれにくく、売り上げ伸ばせるのかって何かあるのか聞いてみたくもありますけどね。自分は考えつきません。そもそも違法ですしね。

普通に、変な操作などせず、ガチャをどう設計すれば、より儲かるかと研究としてやってみる価値はあるかもしれないですね。


2017年11月10日金曜日

忙しい一週間

先物やら決算やらいろいろあって大変ですね。PFはいまいちですが、腐らず頑張りたいところです。決算得意な人や、先物得意な人はがっつり稼いでいるかもしれないですね。どちらもあんまりなので、大変です。伸びしろですね。

いろいろ勉強しながら、頑張りたいところです。あとは、もう少し効率よく決算読む方法とか、一部機械化してスクリーニングするとか、工夫もしないといけないなと思っております。はい。

2017年11月3日金曜日

愛される株、ファンダと需給

(個別株名書いてますけど、完全に主観です。たいしたことも書いてないですけど)

最近思うのは、株主から愛されている株は、比較的バリュエーションが高い水準で維持されているものもあるような気がします。

ユーザー目線で愛されてる株だと、任天堂とかペッパーとか、トーセとかなんですかね。もちろん成長性とか、しっかり稼げる実力による裏付けも、将来への業績の期待もあるんでしょうけどね。

特に割高な感じはないですけど、klabとかアカツキも若干そんな感じはします。エヌジェイもゲーム業界の方からの評価は高いみたいですね。串カツは行ったことないので、あんまわかってないです。優待株自体が比較的高いバリュエーションを受けてもいますね。優待組がガチホしているのかもしれないですね。

夢があるのだと、PKSHA、Cyberdyne、ユーグレナとかですかね。

あとは、会長が期待されてたりするオウチーノとかですかね。(最近は変な人達が煽っている感じもしますが)

愛は盲目とも言いますから、気を付けないといけない部分もあるでしょうね。一方で、会社自体が愛されているかどうかも、しっかり考えることが重要かもしれないですね。ファンダだけでは不十分なのかもと思っています。

しっかりファンダ分析して、業績が何倍にもなる日本ライフラインとかチャームケアとか発掘されている投資家の方とかもまた、見習うべきですし、愛される株をしっかりガチホする人からも学ぶことがあるなぁと思っております。もちろん、愛される会社ほど長期的な業績自体もよくなる可能性もあるでしょうし、逆に業績期待から愛されることもあるでしょうし、そこら辺は表裏一体な部分もあるのかもしれないですけどね。

逆に、株主に損害を与えまくっているように見えるDV株や、将来の夢を語って増資するひもみたいな株も結構愛されていたりして、株式市場は奥が深いなぁと思っております。きっと、たまに優しかったりするんでしょうね。深追いは危険かもしれないですけど、大化けする可能性も0ではないでしょうし、先入観を持たずにはありたいですね。

基本的には、ファンダの良い愛される株をガチホするのが良いとは思っております。

2017年11月2日木曜日

決算期雑感と、結構前に出たいくつかの中期計画

決算期大変ですね。

決算期は、テクニカルとか材料とか長期期待のファンダとかで、収益上げるのがなかなか難しくて、きちんと直近の決算に対応できた人が稼ぐことができるイメージですが、なかなか疲れてきました。最近は頑張って、なるべくたくさん開示を読むようにしています。決算読めども読めども我が暮らし楽になry)

で、決算期でいまいちな値動きをしている、グリムスとエプコと東京計器なんですが、共通点は中期計画が強気だということですかね。中計は結構前に出てたやつなんで、今更あんまりですけど、どうなんでしょ。少しは調べたんですけど、あんまりよくわかっておりません。

グリムスと東京計器は決算も出てるんで、中計との比較とかしたいですけど、疲れているので、また気が向いたらするかもしれないです。銘柄名出しといて適当な感じですいません。

頑張って決算読みませう。



2017年10月31日火曜日

9月 10月 パフォーマンス

9月が+18%、10月が+8%くらいです。共に税引・出金後です。

9月あんまり覚えてないですけど、決算進捗いいのが引っ張ったのかな。10月は最初良くて、途中悪くて、最後の4〰5日で+になりました。

パフォいい人も多いみたいなので、悪くはないと思うんですが悔しいですね。結構上がったのも多かったんですが、長期で保有するディフェンシブみたいなのがあんまり動きませんでした。日経の上げに乗れず反省もあります。

銘柄分析しすぎて、少し疲れてきました。市場の値動きについていけてない部分もあるんで、ここら辺を課題に頑張りたいのと、銘柄が緩慢に分散しているので、もう少し良い銘柄に絞ることを考えたいと思っております。

あとは、長期保有ステーキ銘柄先月減らしてしまって、決算前の上昇に乗り切れませんでした。ここら辺、甘かった気がします。難しいですね。

純有利子負債、DCF法からの考察

(文章にしてみましたが、分かりにくいです。あと、適当なので間違ってたらごめんなさい。)

非常に低いPERで放置されている銘柄で、たまに大きな有利子負債を持っている場合がありますよね。同じPERなら、借金ない方が良いとは思いますが、どうやって評価すべきでしょうか。

結論を言うと、DCF法を用いて、将来考えられる借金の返済(マイナスのキャッシュフロー)を現在価値に割り引いて、評価すべきというのが答えです。

ただ、理論的には非の打ちどころがほとんどないと思えるDCF法ですが、実際に使うのは結構難しいです。単純に来季の決算すらなかなかわからないですから、将来のキャッシュフローだって正確にはわからないですよね。

ただ、DCF法の考え方自体は重要ですので、純有利子負債もDCF法を用いて評価すべきです。

で、DCF法を用いて有利子負債の価値(負の価値)を評価するにあたって、面白いのは、借金をずっと借り換えて、永久に返さない、あるいはかなり遠い将来に返す場合はDCF法における借金元本の負の価値もほとんど0に近くなります、(利息のキャッシュフローは別ですけど)

逆に、今すぐ純有利子負債を返す場合の現在価値は、純有利子負債の金額(マイナス)そのものになります。

ですので、0>=純有利子負債元本の現在価値>=純有利子負債の金額(マイナス) となります。

すぐに株式増資でもして、借金返しそうなのであれば、純有利子負債元本の現在価値は低く(マイナスが大きく)なります。

早めに借金を返さなければいけないなら、大きめのマイナスの評価をすべきで、返済がかなり先なら、利息のマイナスはありますが、元本返済自体のマイナスの現在価値の絶対値は小さくなります。

あと、例外なのは自社株買いや株式配当や優待ですね。借金の返済をすることなく、株主還元ができる抜け道となります。大きな借金をしているけど、企業価値が比較的高く維持されているのは、これのおかげの銘柄(電力株とかですかね)もあります。




2017年10月27日金曜日

メドレックス雑感とケリーの公式の応用

メドレックス正直よくわかってませんが、一応レポート読んでみました。もう大分上がってしまってますし、もちろん投資推奨では全然ありません。

ただ、ケリー基準を試した資金投入量の例を示すには良い気もするので、ちょっと書いてみます。適当なんで、間違ってたらすいません。

一応、フェアリサーチレポートと

http://pdf.irpocket.com/C4586/Rt66/Uvh2/SXRA.pdf

ケリーの公式から

http://www.geocities.jp/y_infty/management/k_formula_1.html


レポートから適当に凡その値を取って、最適な資金配分の方法の例を示してみます。

まず、メドレックスの治験がすべて上手くいった場合の現在価値を800億円、現在の時価総額を100億円とします。治験が失敗すれば株価は0円とします。治験がすべて上手くいく確率をレポートによると4割くらいなのでそうします。つまり、4割の確率で8倍になるということです。

資金×fが投入すべき資金量となります。


Rが、何倍分の報酬もらえるか。Pが確率です。

ケリーの公式としては、4割の確率で8倍になるということですから、Rは7になります。Pは0.4ですと、f=2.2/7となるので、fは大体1/3ですね。

つまり、治験が成功する確率が4割なら、資金の1/3を投入するのが最適となります。

もちろん治験の成功確率が4割なんてあり得ない、精々2割くらいだろうという人は

f=0.6/7で、大体資金の9%くらいをかけるのが最適になります。


いやいや、治験の成功確率は10%が精々だと思う場合はf=-0.2/8となって、期待値自体が負になりますので、投入すべき資金は0となります。(あるいはおすすめしませんが、空売りですかね)

もちろん、他のポジションもあるでしょうから、トータルでの正しい計算は非常に難しいですけど(他のポジがあれば当然メドレのポジはその分小さくなります)、もし余裕資金があって、治験の成功確率に自信があるなら投入しても良い金額の目安にはなる気もしますが、推奨ではありません。あくまで、様々な前提を用いた計算例です。


自由な取引と自由な発言

基本的に、発言も取引も、風説や相場操縦でなければ自分は自由だと思います。

一方で、市場に影響を及ぼす発言をすべて否定する方々もいますよね。これは、流石にやりすぎな気はします。発言も取引も自由ではあるべきです。

ただ、じゃあ法律違反じゃなければなんでもありかと言うと、それも行きすぎな気がするんですよね。

唯一、倫理で一線を引くなら、「嘘をついているかどうか」だと思うんです。つまり、本当に上がると思っているなら、この株は上がると言うのは倫理上問題ないと思うんです。結果として、下がったら嵌め込みのように見えるかもしれませんが、本当に上がると思ってたなら、仕方がないですよね。上手い人も間違えますから。

一方、上がると思っていないのに、上がると言うのは倫理上は問題なのかなと思います。ただ、嘘をついているかどうかは何か証拠でもないと、厳密には本人しかわからないですよね。

取引が上手な人や経験のある人は、嘘をついている人をある程度簡単に見分けられると思います。一方で、経験の少ない人は、嘘をついている人を簡単には見分けられません。嵌め込みを嵌め込みとわからない人です。

そういう意味では、バーチャや嵌め込みを見抜けるのは、その人と同等か、その人より上手い人だけなのかもしれないですね。

煽り屋をとにかく取り締まるよりは、嘘をついていると思える人を取り締まる方が、筋は通っているような気もするんですよね。もちろん、合理的に取り締まる方法はありません。たまに、上手い人が、嵌め込み屋に怒っているけど、嵌め込まれている人はあんまよくわかってないんでしょうね。

自己責任とはいえ、嘘をついて人を嵌め込んだり、利益を得ようとするのは、褒められたものではないですよね。まあ、それでも疑わしきは罰せず、自由でいいとは思うんです。腹は立つようで、まあ、別にどうでもいいかなとも思います。

外人買いと個人売り

外人が日本株買って、個人は売りで儲かってないみたいなんですかね。

先物買いで、凄腕の方々が儲かっているみたいですね。自分はほとんど買いポジでしたが、あまり恩恵はありませんでした。円高、株高で、個別も外人が買っていたようでしたけど、きちんと対応できませんでした。次こそは対応できるようにしたいですね。

選挙で、安倍さん勝ちそう、地政学リスクのせいでまだ割安、FRB議長選のリスク恐れ、単純に指数高値ブレイク、サウジアラコムIPO延期とか理由はいくつかあるんですかね。外人資金の流れをもっときちんと見れるよう自分も頑張りたいところです。

あとは、個人はアベノミクスぐらいからずっと売り越しているんですかね。至上最多の日経平均16連騰もあって、新規口座も増えているらしいですけど、最近、雑誌や株サイト、有名アカの煽りに、がっつり反応する小口のお金が増えているような印象ですが、少しずつ局所的にバブってきてるんですかね。個人の手元のお金が余っている印象です。IPOとかもそんな感じなんですかね。需給とか値動き難しいです。

全体的には特に割高感ないですけどね。ただ、不景気は会社の業績自体にダメージを与えますから、しっかり業績と金利水準等見てですかね。まだ、日米ともに完全雇用ではないので、きちんとした金融政策とれば、景気自体が腰折れするとは思わないですけど、どうなりますかね。


2017年10月21日土曜日

MetaOops!

(タイトルはtwitterのTLからパクりました、ホントすいません)

注目の決算出ましたね。基本的には、決算説明資料の方がパワーがあるのかもしれない会社ではありますが、今回は決算自体もパワフルでしたね。

正直、中身も事業もよくわかってません。今のところは雰囲気の方が大事な会社なんですかね。ただ、決算が遅れるということで、決算の一部が訂正されるんじゃないかと予想していた人もいたみたいですね。

Smartconの訂正も売上が予想より44億円も減るので、まあ、インパクトはあるかもしれませんが、重要性で言ったら、子会社の一部を謎の海外ファンドに売ったのに、実は買戻し条項がありましたと、今更ながらに言い出した方でしょうね。これは流石に驚きました。

子会社の一部を売ったはずが、それを買戻す約束が実はありました。なので、過去に計上した特別利益は、無しになりました。はい、そうですか。去年の年末の話を今更ですか。監査とよく話し合ってほしいですね。

不適切な特別利益が計上されているその間、新株予約権が株式へ転換されて、実質的に不適切な決算中に増資をしていたのと同じですから、見る人によっては詐〇でしょうね。

まあ、金額自体は大したことないかもしれないですし、これからタイムバンクや韓国ICOの売上、みずほとのpringと材料には事欠かないので、まあ、どうなるかはわかりません。韓国ICOは法律で規制されるリスクはあるとは思います。

社長が天才で、虚から実を生む、ライ〇ドアのような会社ですが、コンプラやモラルは低いみたいですね。上手く株価を上げながら、実質的な増資である新株予約権の株への転換を図り、増資し、実業を積み上げていくはずが、しょうもないところで躓きましたね。

稼いでいるはずなのに、謎の販管費増や、謎の不動産会社買収とかいろいろやる会社はあって、株主を裏切る会社は事欠きませんが、一線を越えているかどうかは簡単にはわからないですよね。ただ、出てもいない利益を投資家に提示して株価を吊り上げて、新株予約権の転換を促すのであれば、それは一線を超えていませんか?古い体質の象徴のような東芝も、不適切会計中に増資していましたね。

ク〇株クラスタの方々も、どこかがっかりしていたようでした。手法がしょうもなさ過ぎてですかね。素直に最初から、赤字を計上した方が良かったんじゃないでしょうか。東証や監査の追及を逃れて、頑張れるんでしょうかね。他にも間違いがないといいですね。

できれば、面白いビジネスを作ることに集中してほしいところです。

あんま、良く調べてないので、間違いがあればすいません。雰囲気第一で、短期トレードはするかもしれないです。









2017年10月20日金曜日

バーチャとガチの間にあるもの

基本的に人がバーチャかどうかって、実は確実にはわからないですよね。その人のパフォや資産も気になるといえば気になりますが、重要なのはtwitterやブログでの発言が自分にとって参考になるかではないでしょうか。

資産やパフォの自己申告がすごい人でも、全然参考にならない場合もあれば、そうじゃなくてもとても参考になる人もいて、面白いものだと思います。

上手すぎて参考にならない場合もあれば、手法が違ったり、嘘や盛りをちりばめてたり、あるいは完全にバーチャだったりするんですかね。自分が上手くなれば、なるほど、発言の真意が見えてくるのかもしれないですね。

市場での本当のパフォーマンスは誤魔化しはききませんから、損しても儲けてもきちんと自分の取引と向き合うことが大事ですかね。バーチャや盛りで、自分の心まで誤魔化してなければいいですけどね。

あと、バーチャ報告で小型株煽ったり、アフィ稼いだり、商材売ったりするのはどうなんでしょうね。格好悪いようですけど、格好悪いと言ってられないくらいの下手な人なんでしょうか。あるいは、なりふり構わず儲けたいという方なんでしょうか。ここら辺は難しいところですね。格好付けたって一円にもならないですからね。なりふり構わず稼ごうとしない方が格好悪いのか、嘘で人を騙す方が格好悪いのか。

違法行為はもちろん論外ですが、人を騙してまで、お金稼ごうとは自分は思わないです。短期トレードは本当に厳しい世界と思いますが、インデックス投資やら長期投資やら、0サムではない取引は沢山ありますし、自分としては、きちんと稼げるよう頑張りたいところです。

相場師より前に、人として、誰かの子だったり親として、社会の一員としてですかね。
なんか説教臭いですね。。




2017年10月15日日曜日

たまにしか外食しませんが、

最近思うのは、この数年くらいで、おいしいところはさらにおいしく、そこそこのところは寧ろ味が落ちてる気がするんですが、なんなんでしょ、この感覚。

なんか理由があるんですかね。化学調味料とか、舌が肥えてきたとか、年とか、そんなとこなんですかね。よくわからないですが、最近そんな気がしています。

ケリー基準とリスク管理、人生は上々だ

(タイトルの付け方がよくわからなくなってきました、ただの雑感です)

投資にしろ、トレードにしろ、最も重要なのはリスク管理とよく言われますね。
資産を最も増やすための、ギャンブルにおける最適掛け金を計算するのは、ケリー基準というのが有名です。以下のサイトがとてもわかりやすくて勉強になりました。

http://www.geocities.jp/y_infty/management/index.html

このケリー基準とても重要な示唆に富んだ考え方で、定性的には投資やトレードにも応用できるとは思います。ただ、大きな根本的問題を抱えていますので、そのまま応用してはいけないと思います。

まず、サイコロやカードゲームは将来の期待値や最大ドローダウンを計算できますが、一方で、株式投資やトレードは、将来の正しい確率や最大ドローダウンを計算するのは非常に困難です。

過去のバックテストから得られる期待値や最大ドローダウンはあくまで参考値でしかありません。将来、同じことが起こるとは限りません。これを間違えたのが、LTCMだったり、Riemannショック前のクオンツでしょうかね。1000年に一度のことが10年に一度起こったりするやつです。

ただ、ケリー基準から得られる定性的な教訓もあって、一つは、期待値が正でも勝負しすぎるのは結局は損になる場合があるということと、期待値が低くても、最大ドローダウンが低ければ、一般的な直感より、がっつりレバレッジを掛けて勝負した方が良い場合もあるということ、ただし破産になる可能性のある勝負は絶対にしてはいけないです。上手い人限定かもしれないですけど、普段レバ掛けて勝負して、損が出始めるとさっさと損切は意外と合理的なのかもしれないですね。基本的にはレバかけて破産するリスクを取るのはいかんです。ただ、大変かもしれないですが、人生は資産0になってもやり直せますけどね。

一方で、期待値が高くても、少ない確率でも最大ドローダウンが大きいものは、大きな勝負どころか、かなり小さい勝負にしておくのが合理的になります。(小型株のショートとかですかね。期待値も怪しいですし、おすすめはできませんが。。)ケリー基準の掛け方と一般的に直感で取りそうな行動を比べてみるのも面白いかもしれないですね。あくまで定性的に参考にすべきでしょうけど。

あとは、人生の目標や生活設計のなかで、資産を最大化するリスクの取り方が、最適とは限らないですけどね。人生設計とリスクの取り方も、本当は大きな一つのリスク管理として考えるべきで、将来の支出や時間のコストも含めて、ケリー基準を使って考えてみるのも面白そうではあります。

あと、余計なお世話かもしれないのですが、リスク管理以前に、破滅願望がちらちら見え隠れする方もいたりして、これは絶対避けるべきです。 フロンティアスピリットとかそんなんじゃなくて、極端なリスクを取ること自体が快感になったり、損しすぎて自暴自棄になったりですかね。自傷行為に近いリスクを取っているように見える方がたまにおります。これは本当に避けるべきです。

相場を自分の都合で解釈するのはいけないですが、自分の人生は上々だと、前向きに生きる姿勢が、実は一番重要かもしれないですね。前向きに自分の人生だったり、リスク管理や銘柄・市場と向き合うのが良いと思います。




2017年10月13日金曜日

時代は飲食とおっしゃる方おりまして

言われてみれば確かにそうかもしれないですね。

サイステショックの前までは、ゲーム株いくつか保有していたのですが、今は無くなりました。また、良い銘柄、良いタイミングがあれば買うと思います。

外食が値上げをできるようになって利益率改善の兆しなんでしょうかね。確かに業績期待で、なんとなく飲食関連の株が手元に多くなって来ました。

コスト削減や売上拡大以上に、値上げによる利益率の改善はインパクトが大きいですから、景気の回復とともに、飲食株の利益率改善となるんでしょうか。

結局長期で持つなら、商品の価格決定力のある銘柄が良いんでしょうかね。

アベノミクスの恩恵も、大型株で言うと、円安市況関連株よりも、単純に値上げができるブランド力や競争力のある生活に密着した株、製菓や、化粧品、良品計画とか、コモディティじゃない商品扱う会社が結局、大きく値上がりした印象もあります。

値上げのフェーズが飲食関連にも波及するほど、景気がよくなっているなら良いことだとは思います。ただ、飲食自体は競争も激しいでしょうし、内需のみでは成長が難しい部分もあるでしょうが、どうなるでしょうか。決算と雰囲気見てポジを考えたいところです。

個人的には、あんまり外食はしないものの、サイゼがコストパフォーマンス良い気もしますが、値上げには消極的なんですかね。全然ビジネスモデル違いますが、コストコは利益率低くても、利用者の支持を受けて、株価は伸びてましたし、そんな会社があってもいいんじゃないでしょうか。サイゼの方は利益率は特に低くはないようですが、株価は知りませんし、成長性もわからないですが、個人的には好きな会社です。

ポジは凡そ、全力個別株買いに対して、10%くらい先物売りでヘッジしています。面倒なポジですが、買いたい個別も多くなったので、少し欲張ってみました。見事に先物は担がれ、上がっても下がっても何となく損した気分となっております。


2017年9月30日土曜日

解散の狙いと北と株式市場

自民党議員は多少議席を減らしたとしても、自公で過半数取れれば問題なく、改憲勢力で2/3取りたいということですかね。北朝鮮情勢の緊迫化に対応のための解散のようにも思えます。

ただ、解散しなくても改憲勢力で2/3以上ありそうですが、公明が反対してたり、野党の賛同も得たいとか、国民投票の不安とかですかね。よくよく考えると、なんで解散したのか不勉強でよくわかんないですね。安倍さんの言葉だと、税の使い道という国民生活に重要な影響を及ぼすものを変更するには民意を問うべきだということでした。うーん、どうなんでしょ。

いずれにしろ、来年以降、ますます北の情勢は厳しくなるかもしれないですね。

ポピュリストの小池さん、リベラルを排除すると言っているようですが、若干ですけど違和感ありますね。保守・リベラル両方取り込んで安倍さんに対抗するのかと思いきや、中山成彬さんに民進からの人をチェックさせるようですね。しかも、中山さんは安倍総理の交代を望んでいないとtwitterで明言しています。

小池さん本気ならリベラルも取り込もうとすると思うんですよね。自民党時代に何か弱みを握られてるのか、何らかの取引があるのか、なにか変な違和感を感じます。まあ、小池さん自身の考えもあるのかもしれないので、よくわかりません。胡散臭い議員を取り込むと良くないという単純な嗅覚があって、公約はリベラルよりのものも入れるのかもしれないとかですかね、どうなんでしょ。あとは、民進の有力者は排除して独裁体制作るとかですかね。全然わかりません。

株式市場としては、外国人は小池さんの実務能力の欠如をあんまりわかってない人が多いんですかね。どちらに転んでも改革は進むというのは少し楽観的すぎるかもしれないですね。

一方で、自公で過半数、似非リベラルを減らしつつ、改憲勢力が2/3以上になれば、北朝鮮情勢に対応したい安倍さんとしては狙い通りなのかもしれません。当落線上の自民議員からは文句もでるでしょうし、結果はわかりませんが、党利より国難に立ち向かう姿勢を感じました。

自公で過半数、改憲勢力で2/3取れるかが、株式市場には重要になってくるかもしれないですね。今のところ株式市場はこのシナリオを見ていると思います。自公がよっぽど大敗しなければ、そこまで問題ではないといった感じでしょうか。

2017年9月27日水曜日

選挙と株式市場 (9/28追記)

(9/28追記)希望の党の公約では「消費税対応」となっていて増税凍結ではないかもしれないですね。一応9/27の日経には「19年10月の消費増税はいったん凍結」と書いてあります。まあ、候補者と公約はいろいろ変わるとは思います。
長々と書いてますが、要は全然わかりません。ただ、重要な選挙であるので、候補者と情勢みながらポジションを考えていくしかないですね。

安倍さんの衆議院解散ですが、どちらかというと市場はポジティブ気味に反応していますかね。

過半数取れなければアベノミクスの終了になりかねないですし、ライバルの小池さんは天才的なポピュリストですから、実際どうなるかわからないですね。選挙は風で動くそうです。

選挙がどうなるかはわかりませんが、今のところあまり大きく心配はしていません。
安倍さんの最後は勘だよねの言葉は大敗はしない勝算があるのでしょうか。全然わかりません。


個人的には日本の有権者はとても賢いと思います。ただ、TV新聞が徹底した偏向報道すると、日本のためにならないんじゃないかと思う判断を下す時があると思っています。

今の段階で消費税の10%への増税も日本の為にはならないと思います。実際、8%に増税した後に、過半数が消費税再増税反対になりました。8%増税はぎりぎり過半数が支持していました。日本の財政が危ないと多くの人がTV新聞に騙されていたからです。

ただ、その後のマイナス金利(国債の価格上昇)や消費の急激な落ち込みで、直感として多くの人がおかしいと感じたのだと思います。10%増税は過半数が反対になりました。

TV新聞が後押しした鳩山民主党は大勝しましたが、結局後になって国民の多くは騙されたことに気づきました。特定秘密保護法、安保法、モリカケに関する偏向報道で、一時的に安倍さんの支持率が低下しても、その後、過半数の有権者は外交や経済政策もあって今の安倍政権を支持しています。

今のところ希望の党の比例の支持は6.2%(共同通信23、24日の調査)で、思ったより伸びてないのではないでしょうか。自民の27%に及びません。小池さんが素直に豊洲移転していたらもっと支持を伸ばしていたと思います。
小池さんに関しては、豊洲は危険かもしれないと徹底的に偏向報道がなされたため、TV新聞しか読まない方ほど、小池さんが突然豊洲移転支持に転じたことに面食らっていると思いますし、実際、支持率も低下しています。これは小池さんには大きな痛手です。実務能力に関して疑問を持った方も多いはずです。
インターネットで能動的に情報収集していた人から見れば、そもそも豊洲よりも築地の方に問題が多かったのは理解しやすかったと思いますが、TV新聞だけの層からも一定の不信感を買ったのはもしかしたら大きいのではないかと思います。


私は消費税増税は反対ですが、安倍さんが抱き合わせで子育て支援・幼児教育無償化を打ち出したのはもしかしたら良策だったかもしれません。抱き合わせることによって消費税増税は日経新聞の世論調査では過半数が支持のようです(日経新聞9/24の記事)。財務省への配慮もあると思います。


私が最も恐れているのは、TV新聞が偏向報道することによって、国民が正しい情報を元に判断ができないことです。

TV新聞は消費税増税は賛成です。消費税増税凍結を当然打ち出してくるポピュリストの小池さんを声高に支持はしにくいでしょう(9/28追記:希望の党の公約では「消費税対応」となっています。「19年10月の増税はいったん凍結」と9/27の日経にはありますが、新聞対応も考えて玉虫色にするかもしれないですね)。国難である北朝鮮状勢への対応や、少子化や子育て世代支援はTV新聞も反対できないでしょう。消費税増税とセットではバラマキ批判もできません。
更に、小池さんは、政局次第でしょうが、一応改憲派です。9条護憲派のTV新聞もまずいと思っているはずです。TV新聞も今のところ、モリカケやら大義やら、解散が憲法違反やらとか、意味のない批判しかできていません。唯一あるとしたら脱原発議論くらいでしょうか。これも、重要ですが、焦点としてはいまいちですかね。
ただ、小池さんも一部メディアもなりふり構わないでしょうから、どうなるかはわかりません。


最悪、消費税増税は、過半数あれば自民党だけでひっくり返せます。実際どうかはわかりませんが、他の減税や財政支出を組み合わせれば、景気への影響も減らすことができます。

一方、改憲は2/3の賛成が必要です。小池さんのもとで議席を確保した議員は改憲に反対はしにくいでしょう。

また、来年になれば北朝鮮情勢もより緊張を増すと思います。モリカケの支持率低下を戻した今、難しいながらも勝負に出るのは、正しい判断のような気もします。

株価はわかりません。選挙結果もまだまだわかりません。特に小選挙区はよくわからないです。

私自身は選挙分析は素人なので、上記はただの個人的な考えです。プロの方の実際の予想を待って、いろいろポジションを判断していくつもりです。






2017年9月23日土曜日

究極の大規模光量子コンピュータ実現法

原理はよくわからないですが、凄そうですね。正直、理解できてませんが。。( ಠωಠ)

NHK動画によると「ノーベル賞級」とのことですが、既存のCPUとそれに依存するハード、ソフトやアルゴなど、どうなっていくんでしょうね。

実用化はまだ、先とのことですし、きっと課題もあるのでしょうが、イノベーションにより破壊されていくものと、新たに築かれていくものと、いろいろ興味深いですね。いつかはわからないですが、この新技術に関して、少しづつ株式市場にも影響が出てくるかもしれないですね。

9/22 東京大学 科学技術振興機構(JST) 究極の大規模光量子コンピュータ実現法を発明 ~1つの量子テレポーテーション回路を繰り返し利用~

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170922/index.html

Universal Quantum Computing with Measurement-induced ContinuousVariableGate Sequence in a Loop-based Architecture

https://arxiv.org/abs/1706.06312


究極の大規模汎用量子コンピュータ実現法を発明 (1/2) EE Times Japan
古澤氏は「今回の発明によって、量子コンピュータ実現の課題は、誤り訂正をどのように実現するかに絞られ、われわれは誤り訂正の問題に集中できるようになった」とする。汎用の光量子コンピュータの実現時期については「トランジスタ発明前に、コンピュータはいつ実現できるのかを問われているようなものであり、全く分からない」とした上で、「量子コンピュータ実現まであと20年ほどとすれば、今回の発明で5年ほど縮んで15年になったのではと思う」と今回の成果を評価した。』
http://eetimes.jp/ee/articles/1709/22/news018.html

https://arxiv.org/abs/1706.06312https://arxiv.org/abs/1706.06312

NHK 動画
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170922/k10011152541000.html

2017年9月13日水曜日

投資と短期トレード

たまにですけど、株取引はゼロサムでお金の奪い合いという人がいます。
短期ではそうかもしれないですし、それもゲームとしては楽しいのかもしれないです。

ただ、屈指の個人投資家達が、純利益が5倍10倍になって、株価が10倍20倍になってる銘柄をたくさん発掘しているのを見ると、ゼロサムで戦うよりこっちの方がいいんじゃないのという気もします。見つけるの大変でしょうし、外れもあるでしょうけどね。

あとは得意、不得意あると思うので、人それぞれどっちでもいいとは思います。


2017年9月4日月曜日

手足を縛り目隠しをする投資家達、選択と集中

ブログのタイトルもそうですが、投稿のタイトルも大した意味はないです。

あえて情報を遮断しながら、得意分野を作って勝負するのも、逆にいろいろと幅広く見るのもいいと思います。いろんなやり方があると思います。

ただ、プロとアマチュアの差は、単純に練習時間の差だという話もあるので、情報を遮断するしないに係わらず、ある程度の量を学習することは必須で、学習量は多い方がいいんじゃないかとは思います。

市場を見て、企業を見るのが大事だとは思います。
抜群の感性を持っているわけでないなら、それが良い投資家への一番の近道だと思っています。

2017年8月31日木曜日

8月は微プラス

マザーズの下落を全身で受けた割には、微プラス。決算良かったぽいやつが頑張ってくれました。

資金はゲーセクからEVや介護関連とかに移動ですかね。決算失望の他に、モブキャスとコナミの中国事業が意外と収益になってないというのが、ゲーセクの失速には結構大きかったかもしれないですね。中国市場を私自身も期待していましたが、パブリッシャーの取り分が大きいんですかね。よくわかってません。

2017年8月17日木曜日

PFいろいろ入れ替わり

決算良かったっぽいもの等を買って、他は減らし気味。

決算もひと段落したので、後から銘柄精査してます。少しポジが増えすぎました。

北朝鮮リスクは残ったままですが、夏枯れの戻りがどうなるか見ています。

業績的には日経もそんなに売られなくてもよさそうな感じもしますが、正直指数マーケットの動きは難しいですね。将来の収益をどう予想するかにもよるのかもしれないですし、単純に需給で動きますし。月曜朝の新興の底値で少し買えたのは良かったですが、お盆が終わるころにみんなどんなポジとるんでしょうかね。

2017年8月5日土曜日

金余りの時代とJGBトレーダーの黄昏

タイトルに意味はありません。

金融緩和に対して、なんとなく金持ち優遇のように感じている人がいるかもしれませんが、実際は、金持ちにとっては辛いことです。

例えば 100億円持っているお金持ちがいるとします。金融緩和前で、国債の金利が年2%付けば、毎年2億円、ほぼノーリスクで不労所得が手に入ります。

一方で、金融緩和で国債金利が、0.1%になってしまった場合、金利下落(国債価格の上昇)で、一時的に2億円近いキャピタルゲインを得られますが、それ以降は、毎年1000万円しかもらえなくなります。

金融緩和によってお金の希少価値が、減ってしまったせいで、お金を持っているだけでは、お金を稼げなくなってしまうのです。

お金持ちは、リスクをとって運用するか、生活レベルを落とすか、何らかの仕事を探したり、事業を起こす必要があります。

一方で、お金を持っていない人にとっては、失業率の低下や賃金の上昇といったメリットを受けることができます。

実際、金融緩和に反対するのは、お金を大量に持っている銀行ですね。10年以上前は、日本国債(JGB)のトレーダーは、投資銀行の稼ぎ頭だったそうです。銀行も国債金利で稼いでいました。

日本は円建ての国債を大量に発行している一方、対外債権国ですから、原理的に国債が返せなくなることはありません。全くのノーリスクで、JGBトレーダーや銀行は毎年、多額の金利を儲けることができました。しかし、そのような時代は終わりました。もはや、日本国債は金利を生みません。流動性も日銀が吸収してしまいました。

 それでも、インフレ率は低いままです。まだまだ、金融緩和の余地はあります。


最近、株価も高値圏にあります。暴落も怖いですが、本当に怖いのは、資本がもはや希少なものではなくなり、株価が高止まり、株の期待収益率が低くなってしまうことです。大型株の流動性も日銀が吸い上げています。

トレード技術や、銘柄選定の技術のある人は生き残れるでしょうが、お金が多少あるからといって、人生が上がりになるのは遠のくでしょうね。

ロバートキヨサキさんみたいに、未だに高額の入場料取って講演会を開くなどして、働いてお金を稼ぐ必要がありそうですね。

金持ち父さんも、働かないとお金を稼げないのが、金余りの時代です。


金融商品取引法第158条について適当に考える

最近はtwitterのつぶやきで、値段が大きく動く株がたくさんありますね。

個人的には、自由な発言と自由な取引が基本だと思いますので、あまり気にしていません。
いいと思った株を発言して、イナゴがそれに飛びつくのも自由だと思います。

一方で、金融商品取引法第158条に、風説の流布、偽計、暴行又は脅迫の禁止いうものがあります。

どこまでが、158条違反になって、どこまでが違反にならないのかは微妙なところですね。

企業の嘘の内部情報や嘘のファイナンス等の情報を流すとかは論外ですが、複数人で共謀して、銘柄をSNSで煽って売り抜けるとかはんどうなんでしょうか。昔から、胡散臭い株はたくさんありますが、個人でもSNSを使えばうまく煽れるんですかね。

あとは、お金を取って銘柄を紹介して、それを他の人に煽ってもらうとか。自分の株でなければよいというのもおかしな話だとは思います。

自分の株を煽って、売り抜けるのもどうなのかなとは思いますが、うーんどうなんでしょうか。まだ、買ってる、持ってると嘘を言って、売り抜けるのは虚偽の風説か、偽計に当たりそうな気もしますけど。

"「偽計」とは、人を欺き・誘惑し、または人の錯誤、無知を利用することをいいます。"
https://trendersnet.com/archives/1251.html

「偽計」の上の定義みたいなやつだけ見ると、まさに煽り屋が得意としそうなことな感じはしますけどね。どうなんでしょうか。 


複数人が共謀して煽りながら、相場操縦に該当するような取引をするとかなり危ないみたいですね。ただ、よくわからないですし、書きながらいまいち興味がわかないので、読んだリンク張って終わります。

ネットでの買い煽り、合法か違法か 弁護士に聞く、風説の流布と相場操縦 (2017/05/08)

http://www.quick.co.jp/page/quick_report_detail.html?detailNo=12351

2017年8月4日金曜日

ASJ乱高下(8/11追記アリ)

ASJ株乱高下していますね。

ASJの子会社であるASUSAの社長である西田博史博士が、オレゴン州立大学のインタビュー動画でRNCDDSについて答えています。わかりやすいですし、大手動画配信サイトについても触れていますし、サーバー代金や電気代、場所をたくさん節約できるとも述べています。

https://www.youtube.com/watch?v=_Gbg2eltWDU

IRによると、会社側から出したものではないのでコメントすべき立場にない。動画内の企業名についてもコメントできない。IRすべき状況の変化は今のところないとのことでした。 あと、動画再生数今のところ1000ちょいで、少ないですね。特許自体はASJが押さえているとのことです。


市場規模も、正直わかりません。世界のサーバー台数は1億台程度で、データ量は2年ごとに倍になるとも言われているみたいですね。これの1%でも減らせれば、電気代や場所代を除いたハードだけでも、数千億円規模の節約になるかもしれません。(ここは、もっときちんとした計算が必要ですね。主にメディアストリーミングやCDNsを対象にしているようなので、1%は過大かもしれませんし、過小かもしれません)

http://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/solutions/collateral/service-provider/global-cloud-index-gci/white-paper-c11-738085.pdf
(8/11追記)市場規模の予測としては、上記リンクの12、13ページ辺りが関連でしょうか。ビッグデータの規模が2015年で25EB、1TB60ドルと考えると、対象となるHDDメモリーハードのみの金額はざっと1600億円くらい、その何割削減に貢献できるかでしょうかね。割と適当な金額ですが、数百億円くらい節約できたとして、HDDの寿命が3〰5年程度とすると、まあ適当に、年間100億円くらいの節約。ただし、2020年までにはビッグデータの規模は10倍の247EBと、このレポートは予測しています。一方で、データストレージの単価も下がっていくとは思います。電気代とか場所代とかサーバーの他の部品代は考慮していません。ざっくり年間100億円節約できる計算になりますが、ASJの収益と結びつくかは別です。計算自体も適当です。あと、RNCDDSの欠点としてCPUパワーが必要となるので、タブレットやスマホ等には不利な技術かもしれません。(追記)CPUよりもネットワークの負荷が既存技術のボトルネックになるなら、タブレットやスマホにとって有利になる場合もあるかも。

サーバーの仕組みを新しくするとなると、それだけでコスト(人件費や新たなソフトウェアや周辺の仕組みの変更)がかかりますから、それを超えて導入を促せれるかは未知数ですし、技術的、経営的にもわからないことだらけです。もっと良い技術があれば、それだけでアウトです。

というわけで、調べものしつつ、どうなるでしょうね。正直ASJに関しては、業績自体は上向いてきているようですが、株価の方がさらに急上昇しましたから、dead or alive感はありますけどね。あまり期待せず、状況を見ていきたいです。ただ、状況の変化は見逃さないようにはしたいと思っています。正直、投資うんぬんよりは、特許に対する興味の方が大きいかもしれません。(8/11追記)いまいち特許が収益に結び付くかは、よくわかりません。

前書いたやつ、リスクについても書いてます。当然ですが、投資推奨ではないですからね。どうなるかはほんとにわかりません。

https://dcflongterm.blogspot.jp/2017/07/asjrncdds.html

2017年8月1日火曜日

新興の下げ

サイステ、ドリコム、アエリアと決算、三連発が新興の下げを引き起こしてる感じですかね。アエリアと他のいくつかのゲーム株は寄り近辺で投げ、他の下げてる新興を少し拾っています。

 あとは、ゲーセク注目はKlabの決算ですかね。時価総額に見合った決算がでるかはわかりません。

 サイステ、ドリコム、アエリアと売り上げは急成長しましたが、純利益が出てないですね。いろいろなコスト増をカバーできるほどには、ヒットが伸びなかった感じでしょうか。残念ですが、水準訂正もやむなしですかね。アカツキはそういう意味では純利益出せてる分、市場の評価は高い感じですかね。これからどうなるかはわかりませんが。

スマホゲームの国内市場は頭打ちの感もありますから、klab等が頑張って海外市場展開できるといいですが、 しばらくゲーセクはキツそうですね。夏休みの人も多いでしょうし。


伸びていく業界としては、医療、介護、電子書籍、EV関連とかですかね。

EV電池関連も伸びると思いますが、この手の技術の発展が著しい分野はなかなか、本命銘柄探しにくい部分もありますが、どうなるでしょうか。

しばらくは、無理せず、下げを拾う感じで行くつもりです。 ただ、いくつかの煽られ銘柄辺りとかに爆弾があるかもしれないので、イナゴが好きそうな銘柄や新興の思惑銘柄は巻き添え注意が必要そうですね。

2017年7月22日土曜日

ゲーセクは割高かどうか

どうでしょうね。確かに、個別には業績が付いてきていないのに高い評価を受けている会社もありますね。

ただ、一発当てることで、株価や業績が5倍10倍以上になった会社も複数ありますから、期待先行気味になることも、そんなに不合理ではないかもしれないですね。5つの会社のうち、一つでもメガヒット飛ばして、5倍になれば、他の4会社がダメでもペイしますから。そんなに簡単ではないかもしれないですし、リスクやPFのボラはでかいとは思います。

あと、ゲームの寿命に対して、PERが高すぎるという意見もあって、確かによくわかるのですが、ゲーム会社も他の事業会社と同じく、海外展開や、次のヒット作を練っていますから、そういう意味では、あまり、ゲームの寿命を気にしすぎるのもいけないとは思います。ただ、次の作品が、ヒットになりそうかを常に見続けないといけないという意味では、気は抜けないと思います。

期待と実績を見ながら、株価見る感じですかね。まだ複数のゲーム会社は保有しています。

常にヒット作を飛ばさないといけないなかで、 5兆円の時価総額になった任天堂は凄いですね。ヒットを続けることができるのか。確かに心配ではありますが、どうなるでしょうかね。

何がメガヒットするかを見極めるのは本当に難しいと思います。わかりやすいメガヒットは既に誰かが実現しているでしょうから。


あまり、関係ないかもしれないですが、やなせたかしさんのアンパンマンも、最初に絵本にしたときはこんなグロテスクな話子供に受けるわけないと、言っていた人もいたそうです。でも、自己犠牲のヒーローこそが、本当のヒーローだという信念と、やなせさんのアンパンマンのデザイン、たくさんのわかりやすいキャラクター等、後付けでは説明できるかもしれないですけど、投資ではこういうのをしっかり見て勝負にでるのも大事だとは思います。

損失は買いなら最大で100%ですが、リターンは5倍10倍の可能性もありますから、多少の失敗であきらめてはいけないですね。キャズム超えとかいうやつなんですかね。よくわかってないですが。

別にゲーセクに限った話ではないですね。

2017年7月20日木曜日

ファミ通ゲーム白書2017

ゲーセク銘柄がPFから大分なくなってから、ファミ通ゲーム白書2017届きました。
いろいろ乗ってて面白かったです。きちんと勉強して良い企業を見つけたいものです。

ゲーセクはサイステの下落で、決算による業績相場になるんでしょうか。ファンダ見ながらポジ調整してますが、地合いが悪くなりそうなときは、さくっと減らすことも考えないといけないですね。今回は、減らすのが遅れて余計に損してしまって反省しています。

しばらく、ゲーセクに厳しい風が吹くのか。あっさり持ち直すのか。どうなるでしょうね。


2017年7月16日日曜日

兼業か専業か


やりがいとか、経済的メリットとかデメリットを考えて、自分(とその家族)で決めたらいいと思います。どんな仕事にも多かれ少なかれリスクはありますから、経済的には分散投資と集中投資の違いみたいなものだと思います。

最近の相場環境がいいせいか、財布の紐が緩くなったり、リスク志向が強くなってしまっているなら注意は必要だとは思いますが、自分(とその家族)の人生ですから、いろんな情報を見て冷静に判断すべきだと思います。

EIZOのディスプレイを買う前に知っておいてほしいこと

株主優待で2割引きになります。

投資家たるもの必要以上に財布の紐を緩めるのは厳に慎むべきですが、EIZOのディスプレイ高いんですが、その分クオリティも高いと思います。ブルーライトカットメガネ必要なくなるのはとても良いです。

個人で好みはあると思いますので、実際店頭で見るのがいいかもしれませんね。paperモードが目に優しくて、重宝しています。

他のディスプレイと比べたわけではないので、他のとの比較はわかりません。

2017年7月15日土曜日

新株予約権と希薄化(7/16一部訂正・加筆)

なにかと話題の金曜に決算のでたCS(クレディスイスではありません。日本の会社のイニシャルです)ですが。

割とたくさんの人が、売り上げや利益を計算しながら、PERを計算していますね。
一方で、ざっくり新株予約権の希薄化が4割くらいになりそうなことはあまり触れられている人が少ないですね。ざっくりなので間違いがあるかもしれません。気になるかたは確認してください。正直この会社の潜在株式数はよくわかりません。わざと不明瞭にしているのではないかと勘繰ってしまいそうになります。

4割希薄化するなら、時価総額もPERも大分話が違ってきます、行使価格が現値よりかなり低いですから、増資による現金の増加も限定的です。

今期は売上の増加で、得た利益を広告等にあてるようですね。第29回の新株予約権の行使条件は30年5月期から31年5月期の間に、一度でも四半期累計で営業利益3億円以上というのがありますので、(7/16訂正):今期の各四半期累計で一度でも、3億以上の営業利益が発生すれば、100万株(発行株式の2割程度)分の新株予約権行使が可能になるようです。

柱となる事業も、新たな事業もこれから期待できるとは思いますが、変なバイアスを持たずに、きちんとした分析が必要ですね。知らず知らずの間に落とし穴にはまってしまうかもしれません。

自分は、自信のある銘柄ほど、悪い部分を調べるようにはしていますし、悪い部分を指摘してくれる方は、例え的外れであったとしても、貴重な存在だと思います。 今の市場状況だと、あまり気にせず市場の流れを大事にした方がよいかもしれないですし、あまり気にしすぎてもチャンスを逃してしまうとはおもいますが、それもあくまできちんと状況をわかった上で判断すべきだとは思っています。(口で言うのは簡単で、実際はとても難しいです、はい。)

株価についてはよくわからないですね。かなり前のめりな経営と、放漫な新株予約権の発行をしていると思います。これからも、新株予約権を大量に発行するなら、かなりネガティブには思いますが、そこらへんと業績の伸びとの兼ね合いでしょうかね。経営陣や監査がどれくらい信用できるかは、正直自分は気になっています。

2017年7月13日木曜日

バフェット氏とシケモク投資

投資の神様と囃されるバフェット氏ですが、初期の段階では、グレアム流ネットネット株を主に投資対象にしていました。

 純資産をたくさん持っているが、時代にそぐわなくなって、株式市場で安く放置されている会社の株を買い集め、完全に買収するか、買収が難しい場合には増配や自社株買い、株の買取を経営陣に迫るということをしていました。道に落ちているシケモクのごとく、無料で最後の一吸いができるということで、バフェット氏はこれをシケモク投資と呼んでいます。

シケモク投資の良い点は、1ドルのものを50セントで買えるという安全性にあります。一方で、欠点は実際に50セントが1ドルになるカタリストのタイミングがなかなか訪れない点にあります。ですから、株を完全に保有するか、株の何割かを保有して経営自体に直接働きかけ、自分でカタリストを起こすことが重要になります。実質的には、利幅の大きい裁定取引みたいなもので、バフェットさんはこれを得意としていたみたいです。

これ実は、やっていることは村上世彰氏がされていたことと似ています。無駄に死蔵されている有限な資産を、投資家に還元して、より社会の役にたつ投資に回せるようにするのは経済の発展のために重要なことです。

ただ、バフェットさん自体は、このグレアム流ネットネット投資から、フィッシャー流グロース株投資の要素も取り入れていくようになります。 チャーリーマンガーさんのアドバイスや、割安な株自体が減ってきて、資産も大きくなり、裁定の機会が少なくなってきたという背景はありますが、大きな転機は1960年代初めに、風車製造会社であるデンプスターを買収したときのようです。

デンプスターの大株主となったバフェット氏は、破産寸前の会社に企業再生の専門家を送り込み、必要なリストラを行います。バフェット氏からみれば、破産を食い止め、会社を救ったのですが、100人程度のレイオフも発生し、地元の新聞から連日叩かれたようです。ここまで住民に嫌われることを予想していなかったバフェット氏は、かなりショックを受けたようです。

最後の大きなシケモク投資となったのは、1960年代の後半、日本の繊維工業の勃興で斜陽産業となっていた、繊維会社バークシャーハザウェイの買収です。この投資をバフェットさんは、「今までで最悪の投資」と後に振り返っています。この時は、レイオフや工場の閉鎖自体は行わず、赤字にならない程度に事業を続けたようです。また、これは敵対的買収でもありました。この時に得たバークシャーの現金を元に、後に保険事業を買収し始めます。

バフェット氏自体は、敵対的買収や大幅なリストラが必要な投資は、これより後にほとんど行わなくなりますが、その重要性、必要性自体は認めているようです。

この辺りから、シケモク投資から少しずつ、ビジネスの価値自体に注目する投資スタイルに変わっていったようです。


参考文献:スノーボール 日本経済新聞社

2017年7月11日火曜日

村上世彰氏と「生涯投資家」

「生涯投資家」読みました。

村上さんの人となりと、日本の企業のコーポレートガバナンスの不備を理解できるとても良い本でした。


私自身は、投資は実業と投機の間にある概念だと思っています。

投資家は、経営者のパートナーとしては実業家に近く、より高くで事業を転売しようとするのは投機家に近いと考えています。


投資家は事業の経営のことを考えつつ、株価についても考えなければなりません。

村上さんが本の中でも述べているのですが、村上さんは経営者に向いてないと自分でおっしゃられています。確かに、村上さんが手がけた案件は、純資産を無駄に遊ばせている企業を安くで買い、M&Aや、増配や自社株買いを迫ることが多く、今ある事業自体をよりよくするような提案を、あまりしていない印象があります。

もちろん、会社が無駄に資産や現金を死蔵していることは社会にとってもよくありません。これらを有効活用するのは株式会社経営陣に必要なことであり、それができないなら投資家に還元して、投資家自身がよりよい別の会社等に投資することが、社会にとっては有益ですし、大変すばらしいことです。そのような意味で経営を改善してはいると思いますし、有限である社会的資産を適切に分配するという大変重要な役割を果たしたとは思います。


その一方で、株価が上がればどうせ売り抜けるんでしょとか、配当をもらっておさらばでしょといった印象が一般の人には残ってしまったのかなと思っています。投資家というよりは、さや抜きをしている投機家に近いという印象でしょうか。

いざ、プロキシファイトをしようと思ったら、株価が値上がりして、味方になるはずの外資はいなくなってしまったというエピソードがもありました。おそらくですが、村上氏も、株価が上がって純資産に対して割安でなくなっていたら、プロキシファイトなどせず、株を売ってしまっていたのではないでしょうか。


一方で、ソレキアに敵対的TOBを仕掛けた佐々木ベジ氏という方がいます。

佐々木ベジ氏は会社自体をよくすることにこだわっているように感じました。実際のところはわからないですが、ソレキアに関して富士通とTOB合戦したときに、 佐々木ベジ氏は富士通のTOBに応募して、EXITする可能性もありました。村上氏ならTOB合戦の末、富士通のTOBに応募したかもしれません。ベジ氏は、会社自体のオーナーとして、割安というわけではない値段で株を買い、経営や資産の有効活用をすることで企業価値を上げることを選びました。ベジ氏はその意味で投資家というよりも、実業家として経営のパートナーとなることを選んだといえます。(まだ、これからですから、はっきりとはわかりませんが)

どちらも、敵対的TOBを仕掛けましたが、投機家的に見える投資家である村上氏と、実業家的に見える投資家である佐々木ベジ氏に対する印象は、大きく違うのではないでしょうか。投機がダメで、実業が良いといったことは全くありません。少なくとも私自身はどちらも社会に不可欠な重要なものと考えています。

ただ、世間一般で村上さんの印象が大変悪いのも、投機家的投資家に見える村上さんの投資スタイルにあるのではないかと、私自身は思ってしまいました。

上場後のサイバーエージェントの藤田社長が、成長事業に投資したいというのに対して、株主である村上氏が、曖昧なものより自社株買いをするべきだと提案しますが、結局は事業について確信がもてないまま、株価が上がったところで保有株を売却するエピソードがあります。

不遜な言い方かもしれませんが、村上さんが果たしたことは非常に重要ではありましたが、 より良い事業や、より夢のある成長事業にあまり興味がない、徹頭徹尾合理的な村上さんの姿に、一抹の寂しさを感じました。


間違いをしてしまった部分はあったかもしれませんが、株式市場と株式企業をよりよくしようと、人生を捧げた投資家、村上氏に感謝の気持ちを感じています。

2017年7月10日月曜日

ASJと「ランダムネットワークコーディングによる分散データシステムとマルチメディアストリーミング」

なにやら難しいタイトルになりましたが、ASJ株の話です。

5月に出たIR
https://www.asj.ad.jp/press/pdf/20170517.pdf

100%子会社のASUSA
https://www.asusa.com/index_jp.html

論文 ランダムネットワークコーディングによる分散データシステムとマルチメディアストリーミング
https://www.asusa.com/pdf/RNCDDS-ja.pdf

特許の国際出願
https://www.asj.ad.jp/press/pdf/ASJ_20170710__RNCDDS_PCT.pdf

5月から急騰しているASJですが、今日正式に論文出したみたいですね。
ざっと論文読む限り、既存の技術よりCPUが若干必要になるみたいですが、ほとんど欠点らしい欠点が見つからないですね。専門家ではないので、何か大きく見落としているかもしれませんが。

半信半疑でしたが、論文見るともしかしたら、もしかするかもしれないですね。

株価は高所恐怖症ですが、対象とする市場規模は大きいかもしれないです。収益にどれくらいつながるか、他にもっといい技術がないかで、下値は恐ろしいことにもなりそうですが、上手くいけばどうでしょうね。

1/10になることも覚悟するなら、面白そうな気はします。どうなるかはわかりませんが、想定しておくべきリスクとしては、実は技術として大したことがない、単純に普及しない、実は欠点がある、論文に間違いがある、市場規模が思っていたより小さい、収益化が難しい、開発者と権利関係でもめる、あっさり新技術に抜かれる、経営陣が上手く対応できない、自分の理解が間違ってる、他に大きな見落としがあるあたりですかね。あと、監査が小さいところというのもありますが、それよりは技術の有用性の方が大事そうですかね。

技術の優位性や市場規模を調べつつ、株価見ていく感じですかね。論文と特許出願出ちゃったんで、次のカタリストはどうすんのって話もありますが、都合よく大手とかが興味示してくれるといいですけどね。 まあ、どうなるでしょうか。


ASJ乱高下 2017/08/04 にも記事を書きました リンク
https://dcflongterm.blogspot.jp/2017/08/asj_4.html

2017年7月9日日曜日

法令順守と炭鉱のカナリア

法令遵守やコンプライアンスというと、お堅い話のようですが、結構重要だと考えてます。

会社が法令遵守をしないと、刑事罰や罰金、賠償金などと共に会社の評判自体も棄損される可能性もあります。しっかりやらないと、儲かると思っていた以上の損失を出してしまう可能性もあります。

一方で、最近は、ネットやSNSの発達で、個人で事業を起こしたり、お金を集めたりすることもできるようになりました。ネット証券のおかげで、FXや個人で株の売買で生計を立てる人も増えてるんじゃないでしょうか。

twitterでも、個人の買い煽りや売り煽りで、株価が動くようになっています。クラウドファンディングや仮想通貨、VALUなんかも話題になっています。

会社が罰を受けるのも、被害が大きいでしょうが、個人が法令遵守 (納税とか金商法とか出資金法とかですかね。詐欺とかは論外ですが)をしないで、万一逮捕や罰金を受けると、被害はもっと大きい気もします。勤め先にも知れてしまうかもしれないですし、家族は悲しむでしょう。専業で逮捕とかだともっときついかもしれないですね。

みんながやってるからとか、たぶん大丈夫とかで、小銭を稼ぐのと、万が一の逮捕のリスクは比較しようがありません。気づいたら、グレーゾーンの最先端の炭鉱のカナリアになっていたら、目も当てられません。個々人で法律を勉強するのは必須だと思います。

個人的には法律を遵守するのはもちろん、バフェットさんが言うように、新聞の一面に載って、家族が読んでも恥ずかしくないことをするというのがよいと思います。それが一番のリスク管理になると思います。もし、法律的にはグレーで、家族には言えないようなことをしているなら、もしもの時に、きっと誰も助けたり同情したりはしてはくれないでしょうから。



2017年7月6日木曜日

スノーボール

今日は、煽り系思惑銘柄が下げていた印象です。

そもそも、普段から煽り系や思惑銘柄はそんなに持っていませんが、北朝鮮リスクが意識され始めた昨日、一昨日くらいから、ファンダに自信のある銘柄を中心に買い増して、思惑銘柄はほとんど減らしました。

個人的な印象ですが、はめ込み屋は適当な銘柄推奨して信者を養分にする焼き畑農業みたいなもので、大きな資産は築けないんじゃないでしょうか。信者の資産はどんどん疲弊していきますし、アカウントも使い捨てだったりする印象があります。実際のところはよくわかりませんが。

某個人投資家みたいにきちんと銘柄分析しながら、資産と一緒に(勝手に)信用が増えている人は、大量保有が出ただけで、勝手にイナゴが集まります。資産も信用も雪だるま式に増えてるんじゃないでしょうか。

信用を築くのには時間がかかりますが、失うのは一瞬です。 どう行動すべきかは明白ですね。

2017年7月4日火曜日

株式投資のコスモポリタニズム

タイトルに深い意味はありません

たまにですが、信仰上の理由でこの株は買えないという人を見かけます。
能力には限界がありますから、自分の得意なものに集中するという意味では、正しいと思いますし、信念や経験を生かさないと、簡単にやられてしまいますからね。

ただ、自分は最近、銘柄の好き嫌いはあまりしないように努めています。偏見や思いこみを無くして上がるか下がるかを、なるべく考えるようにしています。自分の好き嫌いと、市場の好き嫌いは違いますからね。

業績の急拡大が期待されるけど、宗教上の理由で買えない人が多そうな銘柄としては、

アエ〇ア、サイ〇ーS、RI〇AP、ペッ〇ー、デジ〇ドとかですかね。それぞれすでに結構上がってしまいましたので、勧めているわけではないです。(一応、ちょっとぼかしました)

どれとはいいませんが、子会社が変な商材売ってたり、経営者が赤字決算出す前に大量に株を売ったり、大量の新株予約券を発行したり、ブランド力を利用して、すごい値段で商品を売ったり、一度計上したら終わりの負ののれんで利益を得たり、フランチャイズの店長が酷い事件を起こしたり、とにかく韓流は嫌いだし数字もあてにならんとか、変なのが煽ってるとかですかね。すでに過去のことかもしれないやつもありますし、個別に反論もあるかもしれないですが。

一方で、業績はおそらく急拡大が予想されます。どう行動するかは難しいですが、これらをすべてスルーするのも、結果論かもしれないですが、もったいないですよね。時間軸でも変わってきそうですし、要観察だとは思いますが、それぞれ素晴らしい部分を持っていると感じています。

あとは、クズ株、仕手系や漏れ漏れ銘柄とかですかね。こっちは投資というより投機だと思いますが、難しいですよね。

というわけで、最近は好き嫌いを言わないようにしながらも、しっかりファンダメンタルズと需給を見ようと努力しております。ついつい好きな銘柄を買ってしまいますけどね。

2017年6月30日金曜日

(株)twitter始めて思うこと

思ってた以上に、凄腕の方がたくさん(たぶん30〰40人)、呟かれていて本当に勉強になること。
爆益報告も、いい刺激になります。

思ってた以上に、金融や市場の基礎的な知識を持ってない人がたくさんいるということ。

偽爆益報告を信じている人がそんなにいるかどうかはよくわからない。結構いるのかな。

なんとなくですが、バーチャっぽい人はわかるような気がすること。いや、気のせいかもしれないけど。



2017年6月25日日曜日

株上手い人

資産の大きさと、上手い下手は必ずしも比例しないとは思います。それぞれの状況に応じて、取るべきリスクや、受け入れられる損失は違うでしょう。

リスク当たりのリターンをしっかりあげられたり、勝負所でリスクをしっかり取ったりして、投資やトレードが、自分の人生を豊かにしている人は、上手い人なんじゃないかとは思います。たとえ、そうであっても、慢心してはいけないですけどね。

生き残りの個人投資家


勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしという言葉があります。

剣術にしろ、野球にしろ、株にしろ、すべてを理解しながら勝てる人というのはいないと思います。多くの要素が絡みあい、わからない部分がほとんどです。そもそも、他人の考えなんて、完璧に理解することは不可能です。ですから、結果として勝てたとしても、偶然かもしれないです。一方で、負ける理由は簡単です。わからない部分がほとんどで、実際にわかってなかったからです。

そういう意味で、勝っている人は、謙虚だったり、ストイックだったりする気がします。いつまでも勝てるとは限らないですし、謙虚じゃなければ、そんなに資産を増やすほど、投資やトレードについて経験を積んだり勉強しなかったんじゃないでしょうか。少なくとも、株や相場に関する最低限の尊敬の気持ちは持っている気がします。そもそも、上には上がいて、たぶん、その頂点の人も慢心なんかしてないでしょうから、謙虚にならざるを得ないかもしれないですね。

そもそも、勝ち負けという考え方自体が、株取引では、間違った考え方なのかもしれません。株式市場は、社会の金融インフラの一つですから、参加者自体が、一定量の社会的役割を果たしていると考えることもできるとは思います。

職業投資家としては、インデックスなどの指標や他の人のパフォーマンスに勝つということも重要だとは思いますが、勝ちたいという気持ち自体も、邪心で、良い投資をしたい、良い取引をしたいという気持ちが大切なのかもしれません。

日々、勉強するのが大事だと思います。

2017年6月22日木曜日

JALと会社更生

昔の話ですが、JALが2009年、銀行に債権放棄をお願いしているという報道があったとき、株価は100円〰120円前後(時価総額にして3000億円程度)だったのを思い出しました。銀行に債権放棄をお願いするというのは株主にとっては非常に危険なことです。

JAL再生チーム:債権放棄2500億円に減額-銀行団に譲歩 bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2009-10-20/KRTSOS0D9L3501

第15回 JAL問題から学ぶ個人投資家のとるべき投資行動とは
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/adachi/adachi_20100121.html



銀行はもちろんボランティアではないですし、上場企業であることがほとんどですから、銀行の株主が、債権放棄で損をするのに、JALの株主に対して、理屈の上では一円たりとも残すのは、銀行の株主への裏切りとなってしまうからです。

株主は、あらゆるステークホルダーにきちんとお金を払って、余った分は、すべて株主のものにすることができますが、一方で、株主より優先権の強い権利者への支払いができないのなら、理屈上の株の価値は0となります。従業員の給料が支払えないのに、株主配当や優待、会社を清算した場合の財産がもらえるわけないですよね。場合によっては経営にも全く関与できなくなります。


当時、知り合いが株主優待があるからJALは割安と言っていたり、流石にJALを倒産させないでしょうと言っている人がいて、本当に驚いてしまいました。債務を払えないのに、株主優待があるわけないし、そもそも株の価値自体がなくなる可能性を意識していませんでした。JALの事業自体を残しながら、現在の株の価値が0になりうるということも、多くの人がわかってなかったのかもしれません。


なんというか、今日そんなことを思い出しました。債権者が、上場会社ではなく、無償で債権を放棄してくれるなら、あるいは支払いを長期間待ってあげる奇特なボランティア精神の方であれば、株主にとっては、喜ぶべきことでありますが、当たり前ですが、銀行の債権を甘くみてはいけないですね。

2017年6月20日火曜日

煽り屋と株式市場

なんか、上からこの銘柄煽れと言われてるっぽい人から、元その筋の人まで、いろんな煽り屋がいますね。風説の流布や相場操縦でなければ、気にしませんが、万が一反社の影がちらつくなら、流石に少しは対策した方がよさそうですけどね。警察や証券取引監視委員会はどう考えてるんでしょうね。

そういえば仕手の本尊って、まだあるんですかね。3桁億、2桁億の個人投資家がごろごろしている今では、それと比べるとあんま儲かってるイメージもないですね。仕手の本とかみると 最後の最後には結局損をするようなイメージもありますけど、まあ、実際はよくわかりません。仕手の実態は、下客から上客への所得移転だったり、増資なども絡めたマネーロンダリングとかなのかもしれないですが、少なくとも仕手本尊で大金持ちになったってのは聞いたことないですね。表に出てないだけかもしれないですが、リスクに見合ったリターンがあるのでしょうか。

クソ株煽るよりは、ファンダや需給の勉強した方が、よっぽど資産増やせるんじゃないかと思える億トレや個人投資家が、たくさんいるのはありがたいことです。

煽りに騙されるのは自業自得ですが、組織だって初心者騙そうとして、かつ反社が万一関わってるなら、なんとかしてほしいですけどね。

市場をよく見ている個人投資家も、声を上げるべきなのかもしれませんが、何も考えずに煽りに乗っかる人に声が届くのかどうか。自分で気づくしかないのかもしれないですね。

うまいトレーダーとしては、乗れるものには乗るだけなんでしょうから、真似したくなるのですが、長期的にはゼロサムかもしれないですから、うまい人に勝つのは結構、難しいかもしれないですね。

2017年6月16日金曜日

タカタ雑感

今更ですが、タカタについてです。(6/18追記・訂正:あまりに適当すぎたのでいくつかの金額は消しました

1兆円を超えるリコール費用を、誰が出すかでもめているようですね。データを隠していたことを認めているタカタとしては、苦しいところかもしれないです。
タカタの事業価値(6/18追記:6/16日経新聞に事業の買取総額約1800億との記載あり。)と比べても、リコール費用の負担によっては、タカタの株主としては手元には何も残らないかもしれません。

法的整理を迫るのは自動車メーカーとしては当然かもしれません。一兆円以上もの支払いですから当事者同士で話すだけでは、メーカーとしても株主から訴えられかねません。きちんとした法的な手続きをしたいでしょう。正直、さっさと取るもの全て取って、それでも足りないリコール費用を自動車メーカーが負担するのが、実質的にはわかりやすい気もします。

タカタの約6割の株を持つ、創業家経営者としては辛いところかもしれないですね。 ただ、このようなことになったのも経営に問題があったのかもしれません。きちんとした安全対策、データの透明性・信頼性、そして、瑕疵担保責任の上限を決めるような契約の不備と、タカタの創業家は、自らタカタを追い詰めてしまったかもしれないですね。まだまだはっきりとはわかりませんが。。

リコール費用の分担は決まってないようですので、どうなるかはわかりませんが、株主としては辛いところだと思います。債務が払えないなら、株の価値は理屈の上では0になります。

タカタの債務額は、はっきりしませんが、かなり厳しい状況になるかもしれません。

エアバックのシェア世界2位の企業が、どうしてこのようなことになったのか。
タカタはどこで道を間違ってしまったのか。よくよく、見ていきたいと思います。



2017年6月15日木曜日

アンジェス雑感

最近、煽られたり、日経新聞に新薬の申請をするのではないかと記事が出たりして、アンジェス上がってますね。

某個人投資家からは、創業者さん名指しで、ク〇バイオと言われてたような気がしますが、どうなんでしょ。wikipedia見ると、確かに酷い経緯ですね。投資家として文句言いたい気持ちもわかります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%B9MG


医学的な面からは、どうなのかは私はわかりません。今までは全然ダメだったみたいですが、画期的な新薬ならもちろん患者さんの為にも成功してほしいです。ただ、気になったのは去年の6月の記事ですね。

「今後は、有効性の評価を投与された患者における足の大切断あるいは死亡という重大イベントの発生から、重症虚血肢の主要な臨床症状である潰瘍と痛みの改善に変更する 」との記述があります。

アンジェスが海外におけるHGF遺伝子治療薬の開発戦略変更https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201606200495


あとは、以下の11ページと12ページですかね。
2017年3月30日
株主説明会
http://www.anges-mg.com/ir/pdf/ir/20170330_ir.pdf


  この2つの情報を読む限り、 アメリカで500例ほどやってみたけど、下肢の切断・死亡に至るまでの期間を短くするような有意な結果が出なかったので、国内で6例やって、重症虚血肢の主要な臨床症状である潰瘍と痛みの改善があるかどうか判断して、申請するという流れでしょうか。

面倒なんでIRにも確認してませんので、気になる方は自分で確認してくださいね。

正直、下肢の切断までの期間を短くできないなら、それはほとんど回復の効果がないというような気もしますが、潰瘍と痛みの改善ができるものなんでしょうか。

よくわからないことが多いですし、国内で6例しかしてないといのもよくわかりません。私は、投資家としては全く興味がありませんが、極端な買いあおりをしている人がいて、なにも考えずに買っている人がいるなら(そんな人いるんでしょうか。。)、実際に申請(まだされてもいないようですが、、)が承認される可能性をよくよく調べてみた方がよいと思います。

私は、これ以上は調べる気にはなりません。



2017年6月9日金曜日

バブル?とゲーム株

最近、中小型株が活況ですね。一部ではバブルとの声も聞こえてます。
個人的にはいくつかの個別株でバブルってる感じはありますが、(仮想通貨関連のとか、ちょい前の秋元さんとか)、全体では全然バブルと言える水準ではないと思います。TopixのPERも16弱ですし、国債の金利も低いですからね。これぐらいではバブルとはとても呼べないと思います。ここから、上がるか下がるかは知りませんが、あまり気にせずフルインベストメントにしています。

あとは、ゲーム株もバブルとの声が聞こえてますね。気持ちはわかります。ただ、個人的にはゲームセクターのバリュエーションとファンダメンタルに変化の兆しがある気もします。

長らくソーシャルゲームの王様はモンストで、ミクシィの株価はPER5とかでした。おそらく、数年後には飽きられているという予想があったのでしょう。ただ、モンストは、意外と息が長いですし、ミクシィの株主還元に積極的な姿勢も評価されて、今は予想PER11倍台ですね。 このまま、モンスト一本でジリ貧だときついですが、何か新しい手を打ってくるかもしれません。時価総額5000億超えですから、なかなか大変かもしれないですが。

あと、忘れてはならないのがアカツキですね。ドッカンバトルの大型IPが海外でも高評価で、時価総額はおよそ1000億、予想PER20倍程度でしょうか。モンストは残念ながら、海外ではいまいちヒットしていませんが、ドラゴンボールというIPが海外市場をこじ開けたのは、画期的だったかもしれません。こちらも、ドッカンバトルだけでは苦しいかもしれませんが、これからどこまで伸ばせるでしょうか。

ラブライブ、BLEECH、キャプテン翼に期待のKlabや、モブキャスの中国でのモバサカの健闘、大型IPに重点を置くドリコムと、Youtuberに宣伝をさせるトレバのサイバーステップと、すでにいくつかのゲーム会社は海外での展開も狙っているか、実際に行っています。

持続するスマホの普及、思っていた以上に息が長いかもしれないソーシャルゲーム 、モンストで失敗した海外展開への新たな期待が、時価総額数百億円規模のゲーム会社の株価を押し上げているのかもしれません。

モンストほどの大型ヒットは難しいかもしれませんが、中ヒットで時価総額数百億程度なら、そこまでおかしくない気もします。新しいゲームを順繰りに作ることも可能でしょうし。

バブルかどうかはどうでしょうね。あんまり簡単にバブルと言うのは投資家としてはよくないかもしれないですね。ガンホーもミクシィも、ただのバブルだとしてしまえば、きちんと調べずチャンスを逃してしまったでしょうから。ゲーム会社には頑張ってもらいたいものです。

にわかゲーム株ホルダーですので、参考になるかはわかりません。

2017年6月2日金曜日

スイングトレーダーはピラミッディングの夢を見るか

タイトルに、特に意味はありません。

ここ最近は、一部の銘柄が急騰し、バブルだバブルだと言われたりもします。正直ファンダメンタルを重視する投資家から見れば、馬鹿みたいに高い銘柄がいくらでもあります。一方で、値動きで儲けようとするトレーダーは、ファンダメンタルも一つの情報でしかありません。高いか安いかは関係ありません。上がるか下がるかです。もちろん、値動きを完全に当てれる人なんていませんから、エッジのあるトレードを探すべきですね。

破産しないようにきちんとリスク管理している人にとっては、機会損失と実際の損失は、同じものだと思っています。勝負所を逃してはいけないですね。自分への戒めもかねてですが。

トレードは普通の人間とは違うことをやらないといけないという意味では、やると疲れますね。合理的でありさえすれば、負けることのない投資とは違います。というわけで、今週はどっと疲れました。

あと、新興小型株のショートをしてはいけないとは口酸っぱく言われますが、よっぽどの凄腕でなければおすすめしませんし、凄腕も一発で、今までの稼ぎを持ってかれることもありますから、よほどの覚悟と自信がないとおすすめしません。適切なリスク管理をしないと、9勝しても1敗で全部持ってかれることもあります。デイトレならまた話は別かもしれませんが。

愚者は経験から学ぶ、賢者は歴史から学ぶそうです。

過去に異常なバブルがどのように起こったかを見るのはいいかもしれないですね。
いろいろなバブルありますが、個別株で個人的におすすめなのは2008年末のフォルクスワーゲン株の値動きですね。ほかの自動車メーカーが軒並み半額になる中で、株価が3倍近くに跳ね上がりました。割安とか、割高とかは関係ありません。トヨタ以上の大企業に対して、市場の値付けは機能不全を起こしました。

投資家からみれば、空売りは、現物ロングと比べると、パチンコで稼ぐのと、パチンコ屋のオーナーとして稼ぐぐらい難易度に違いがあります。また、売り専で大金持ちになった人を自分はしりません。

現物買いはどんなにやられても、資産が0になるだけですが、空売りは損失の最大値は理屈上では無限です。買いで儲けらる方が気持ち的にも楽ですね。いろいろ勉強してうまくできるようになりたいですね。

2017年5月28日日曜日

仮想通貨雑感

仮想通貨に対して、金融の長い人や、上場企業の社長さんが公然と批判してますね。正直未来がどうなるかなんてわかりませんが、個人的な仮想通貨の未来予想(5〰20年後)をしてみます。素人ですので、真には受けないでください。短期的な需給はわかりません。法整備とSBIなどの取引所の参加など、いろいろありそうではあります。以下の文章はトレーダーとしてではなく、投資家的観点で書いたつもりです。

・ 今ある管理者のいない仮想通貨のほとんどが、一般には流通しない。一部の仮想通貨が金融のバックヤードで使われる可能性はあるが、一般の人は ほとんど直接目にしない。特定の管理者のいる仮想通貨に関しては、新しい技術(AIやブロックチェーンの改良)を取り入れながら、うまくマーケティングしたごく一部が残る可能性はあるかもしれない。

・ブロックチェーン技術を改良・応用した仮想法定通貨が誕生する。ビットドル、ビットユーロ、ビット円、ビットポンドみたいな感じ。中央銀行が管理者となる。(すでにBoEが研究しているようです)

・仮想法定通貨により24時間365日FXや為替の取引ができるようになる。

・仮想法定通貨に関して、電子ウォレットで、個々人で電子送金が安いコストで直接できるようになる。

・仮想法定通貨が一般化することにより、脱税やマネーロンダリングがより難しくなる

・脱税・マネーロンダリングしたい人は、実体通貨や管理者のいない仮想通貨を使い続けるが、厳しい法規制と監視のもとにおかれる。特に、新興国や政情不安な国から管理者のいない仮想通貨への根強い需要が生まれ続けるが、各政府の規制とのいたちごっこになる

かなり、適当ですが、こんな感じです。もっと良い技術が生まれれば、そちらになるとは思いますが、法定通貨の使用がかなり便利になると思っています。


正直、今の仮想通貨の技術や実態を理解していない人を、とにかく勧誘しようとしているのは、ちょっとひどいと思います。これから、仮想通貨の大相場がくるかもしれませんが、よくよく理解した人がやる分にはよいですが、詐欺まがいの勧誘がないかは、心配しているところです。 デリバティブの勧誘やIPOの勧誘は、厳しい法規制があるのですが、今の仮想通貨はまだそのような規制が十分ではないと感じます。

歴史的には、様々な通貨が発行されたようですが、最終的には政府紙幣が最も信頼されて選択されてきました。仮想通貨でも同じことが起こるというのが、適当な私的予想です。


あと、法定通貨は兌換紙幣ではなく、信用通貨ですので、実態は紙切れであるというのは、私は違うと思います。信用通貨が、兌換できるものは、その国の経済力と徴税力に裏打ちされた国債です。
 日本の長期国債であれば、大変小さいですが、金利がもらえます。

もらえるものも、紙切れじゃねーかといわれると、苦しいところですが、少なくとも現金を国債に変えることによって、金利という形ではありますが、信用通貨を手元に置いておくインセンティブが発生します。さっさと、商品や有価証券に換えてしまおうというのを、中央管理者である政府が止めることが多少は可能であるという面が、法定通貨が一般に広まりやすい点だと思います。信用の低い政府は徴税力にモノを言わせて、金利を高くして、通貨を流通させようとします。

一方で、仮想通貨の価値を担保するファンダメンタルズは、おそらく、その利便性だと思います。ただこの利便性は、法定通貨がブロックチェーン技術を改良・応用した時点で、かなり失われてしまうのではないかと思います。どうしても無政府状態や脱税マネーロンダリングが好きな人でなければ、管理者のいない仮想通貨を使うメリットは乏しいのではないかと思います。管理者のいる仮想通貨もすでにありますが、政府にかなうかはわかりません。

あとは、金融緩和や金融引締の重要性は、歴史的にも明らかだと思います。管理者のいない仮想通貨は、仮想通貨の価値の変動を抑える仕組みが、今のところないのではないかと感じます。もちろんこれらを改善した仮想通貨も生まれてくるとは思いますが、仮想法定通貨に勝てるかは、やはり、難しいのではないかと思います。

革新的な技術を生んだ、ビットコインですが、技術的な問題でハードフォークが起こるのではといわれています。歴史に名を残すのは間違いないと思いますが、ビットコインが一般に流通するかは、難しいのではないかと思っています。特に管理者のいない仮想通貨においては、技術の陳腐化が起こった時に、うまく対応できるのか、疑問はあります。  

5/30追記:あと、ビットコインはマイニングに上限があり、金と同じで希少性があると言う人がいますが、ビットコインと同等、あるいは、ビットコインより優れた技術の仮想通貨が出てくる時点で、ビットコインの希少性は失われていく可能性はあると思います。

また、状況は変わっていくと思いますが、今のところの個人的な雑感です。

5/28追記:真っ向から仮想通貨の現状に疑問を投げかけた金融で長い人広瀬さんに、ちゃんと反論していた人は、自分の見る限り少なかった印象があります。中には広瀬さんがなんにもわかっていないとか、「馬鹿」扱いしている人もいましたが、広瀬さんが何もわかってないなら、それ以上にわかってないかもしれない一般の人に仮想通貨を勧めるのは無責任じゃないかとも思います。そもそも難しすぎて一般に決済手段として本当に広まるのかどうかが、疑問になりますね。「ハードフォーク」って何って人の方が多いと思いますし、私も完全には理解できません。中央管理なら、すべてを理解する必要はないかもしれませんが、管理者のいない仮想通貨は、自己責任の部分が大きいと思います。取引する人が増えてすそ野が広まるのはいいことかもしれませんが、仕組みをわかってない人をどんどん勧誘している現状はやはり危ういのではないかと感じています。
 あと、仮想通貨をネズミ講やババ抜きと同じとおっしゃった上場企業の社長さんがおりましたが、私はネズミ講やババ抜きとは思いませんが、いずれ価値がなくなるかもしれないというリスクを仮想通貨界隈の人があまりおっしゃらずに、一般の人を勧誘している現状において、頓珍漢かもしれませんが、警鐘をならすのは勇気ある行動だと思いました。これに対して、てめーこそ上場ゴールじゃねえかといった頓珍漢な反論があり、腹を抱えておりました。




2017年5月13日土曜日

JFLA雑感

JFLAあまり興味なかったんですが、決算ちょっと見てみました。一番気にかかるのは短期借入金(1年以内の返済)が100億あることですね。営業利益が6億程度だと結構大変かもしれないですね。利払いも3億程度あるんでしょうか。

純資産が60億くらい。株価はPERよりはPBR1倍を見てる感じですね。誰から100億借りてるかにもよるでしょうが、借り換えしながら、株券発行したりフリーキャッシュで返したり、利払いもあるでしょうし、経営者としては資金繰りが大変そうですね。

 JFLA、株価がPERよりもPBRを意識してるのであれば、PBR1倍を大きく上回った時に買うのはあまり合理的ではないかもしれないですね。

収益向上しても借入金を返して財務が良くならないと不安な面もあります。PERはあくまで将来の収益を期待するものですから、資金繰りのめどが立たなくて業務を縮小するしかない、あるいは最悪清算するとなるとPERは意味がなく、PBRの方がより重要になります。

もちろん清算価値と純資産は同じではありません。清算するとなるとリストラ費用等いろいろ経費もかかります。あとは含み損益のある資産がないかもチェックする必要があります。もちろん借り換えさえできれば当面は問題ないですが、いずれは返さないといけないので、やはり大変ですね。

JFLAがどこから100億を借りてるのか、どこかに書いてたり電話したら教えてもらえるかもしれませんが、私は面倒なのでやめときます。そういった 資金繰りのめどにもよるでしょうが、経営としては株価がPBR1倍を大きく超えて上がれば、増資を考えるのも合理的かもしれませんね。

2017年5月3日水曜日

煽り屋と嵌め込み屋と情報弱者ビジネス

煽り屋と嵌め込み屋と情報弱者ビジネスと、タイトルにありますが、どれも主観的な言葉で、線引きが難しいですね。あまり、簡単に使ってはいけない言葉なのかもしれません。


割高な銘柄を手っ取り早く儲けようと煽るのが、煽り屋。クソ割高なクソ株を煽って踏み上げや材料で逃げるのが嵌め込みやとかでしょうか。本当に安くて良い銘柄を、 これはよいよという人は、煽り屋や嵌め込み屋とは言いにくいですし、そうではないと思います。少なくとも本人が本当に割安だと思ってるならですが。

正直、何が割安で割高かという 判断も、主観的な部分が大きく簡単ではないですね。それこそが煽り屋や嵌め込み屋と名指しで批判することが難しい一番の理由だと思います。株式市場は何が起こるか分からないですし、企業の業績だって、何かのきっかけで大きく変化することもありますから。

井戸に落ちそうな子供を見ると、誰だってハッとなるでしょというのが、性善説の考えらしいですが、かなりリスクの高そうな株を、人にいわれるがままに、買ってる(売ってる)初心者っぽい人を見ると、やめといた方がいいよと言いたくなるのが人情ですよね。ただ、みんながやめとけと思う銘柄ほど大きく値が上がったりするのが、市場の常ですから、まあ、せいぜい信用全力はやめとけよぐらいしか言えないですけどね。

名指しで煽り屋と批判したり、その銘柄やめとけよとは言えないですが、主観的に見て、それは割高だとか、危ないと思うということを言うのは自由ですね。自由な言論には自由な言論で対抗するという感じですかね。まあ、ネット上でやるとただの喧嘩になりそうで、おすすめはできないですし、自分はしないですが。

母さん助けて詐欺みたいな明らかな詐欺なら分かりやすいですが、初心者や子供お年寄り等の情報弱者(これもかなり主観的で上から目線の言葉ですが) をだますいわゆる情弱ビジネスって、生理的な嫌悪は感じます。おまえ本当はわかってるだろって人が、組織的にやってると、やはり嫌ですし、だまされる人の自己責任とは言いにくい部分もあります。これも線引きは難しいです。
 
ただ、法律の線引きを超えてないのであれば(例え超えてたとしても)、なかなかそういういわゆる情弱ビジネスを撲滅することはできないでしょうね。主観的な批判や憎悪だけど、もしかしたらその人の方が正しいかもしれない。あるいは、生理的な嫌悪は感じるが、法律上はぎりぎりセーフかもしれない。こんな葛藤が、より憎悪を増して、ネット上で争いの形になるのかもしれないですね。経験豊富な投資家やトレーダーが、煽り屋っぽい人を攻撃してたりを見かけたりします。

素人さんに手を出すヤ○ザものが他のヤ○ザものから差別されるといった感じでしょうか。株式市場はしのぎの世界ではありませんので、いい例えかはわかりません。

2017年4月24日月曜日

GNIとソレイジア

何かこの2~3日個別株は荒い感じの印象でした。特に今日は新興などで、GNIの増資で寄らずのSTOP安で追証回避の売りもあったのかもしれません。

GNIに関しては良く分かりません。正直R&Dの説明を見て全く理解できなかったので、こりゃ駄目だと思いほとんど触っていません。買収や増資に関してはいろいろ突っ込みどころもありそうですが、どうでしょうね。

結構不思議なのはトレードがうまそうな人やファンダを調べてる人も(たぶん少額でしょうが)捕まってる人いそうですね。まあ、本当にうまい人は保険適用前に仕込んで、上の方で減らしているか。最悪、買収のニュースの時の午前中には 逃げてそうですけどね。自分が保有してたら逃げれてないかもしれませんが。。うまく鞘を抜こうとして捕まった人は、経営陣の方が上手でしたねとしか言いようがありません。まあ、どこかでよいIR出るかも知れないので、株価については全く自分にはわかりません。

あと気になるのは、四季報オンラインの記事ですかね。アイスーリュイを自社開発したとありますが、同じ物質がすでに開発されていたことが、書かれています。つまりパ○ってしらばっくれてるか、すでにある物を多額のお金をかけて製薬開発してたんですか。はいそうですか。という感想しかありません。中国の参入障壁をうまく利用したのか、愚直に製薬開発したのか。どっちでしょうね。

異色の創薬ベンチャー、ジーエヌアイグループの展望(上) 四季報ONLINE
https://shikiho.jp/tk/news/print/0/70362

それと、アイスーリュイの保険適用が決まる前から工場を10倍にすると言ってたみたいですけど、(2017年1集四季報)、かなりアグレッシブな経営者のようですね。

これくらいのことはわかっててリスクを取ってる人がほとんどだと思いますが、割と露骨な買収と増資で面喰ってる人もいるとは思います。あとは肝心の保険適用でのアイスーリュイの中国での利益が増えるかは、実はまだ不透明な部分が多いんじゃないかなとは思っています。中国特有の製薬事情と言いますか、本当に特許や独占の権利が守られるのかどうか。権利守るためにお金払わないといけないとなると元も子もないですし。あと人口多いとは言え一人あたりのGDPもまだまだ先進国と比べると低いですから。まあ、逆に言えばこれからの発展に期待できるともいえますが。

中国における医薬品市場の一考察 金山 権*・董 光
https://edo.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=555&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1&page_id=13&block_id=21 

あとは、GNIとソレイジアについては有報の中国における製薬開発や販売のリスクは読んでみてもいいと思います。こりゃ、まともな機関投資家が手を出すのはリスク高そうだなとは思います。その分リターンがあるかもしれませんが。

ソレイジアに関しては、上場の時にちらっと決算を見た程度ですが、売上が結構あって、増えているのに、なぜか儲けは出てませんね。なんか販売するごとに中国で手数料とか税金払わなくちゃいけないんですかね。参入障壁とそこら辺が関係しているのかどうなのか、開発費用や販売手数料とかの内訳とか、よくわかりません。是非GNIやソレイジアに投資を考えている人は、調べてみると良いと思います。

正直全然調べてないので参考にはならないと思います。中国で薬を売るのは例え売上が急増してもなかなか大変なんじゃないかという印象はありますが、それも実際のところ自分にはよくわかりません。

あと、これは一般論としてですが、どんなにすばらしい技術や売上げの伸びがあっても、経営陣が誠実でなければ、合法的に利益を掠め取る方法はいくらでもありますので、株主のもとには利益は届きません。経営陣が誠実かどうかだけは、投資を考える上で必ずみるようにしましょう。



2017年4月20日木曜日

バブリーな一日

今日は、割とバブリーな銘柄がさらに値を上げている印象でした。その事業で、その時価総額、本当に大丈夫ですかという気持ちにもなる銘柄もあります。引け後のPTSでも結構値が動いてたり、みんなお金余ってるんですかね。

バブリー銘柄ではないですが、スタートトゥデイは上方修正でも売られましたね。もうそろそろ、ツケ払いの反動で伸びが鈍化するのではないかといった恐れでしょうか。バリュエーションは高めに見えますが、まだまだ伸びそうな会社ですし、どうなるでしょうか。

あとは、某CSでしょうか。社長が場中で少量株を売ってまだ大量に保有しているというのは、普通はインサイダーになるのでネガティブ材料はしばらくはないだろう(むしろよいIRで上げてくるかも)と予想はできますが、まあ、この会社は普通じゃないみたいですので。どうなるでしょうか。あまりにもつっこみどころが多すぎて、経営陣の自社株の売買や大量の新株予約権、遅延しまくりの大量保有報告書、香ばしい?監査。短期の鞘抜きは、経営者がまだ大株主なのでななめうえのIRや決算数字を出してくるかもしれませんので、大相場になる可能性もあるとは思いますが、どうでしょうかね。

割安だと思う銘柄を持っておけばそれでいいんでしょうが、上げ上げ銘柄見ていると楽しそうだなぁとは思います。

2017年4月19日水曜日

良いトレーダー、悪いトレーダー

投資家とは違いますが、トレーダーという職業があります。トレーダーは取引(交換)をする人ですから、どちらかというと投機家に近いと思います。

投資家は基本的にはプラスサムの勝負です。一方でトレーダーは必ずしも、プラスサムの勝負ではなく、場合によってはゼロサムあるいはネガティブサムの勝負です。

ゼロサム、あるいはネガティブサムの世界であってもトレーダーは、社会に何も生み出していないわけではありません。トレーダーが生み出しているもの、それは流動性です。さらに、良いトレーダーは、流動性を生み出すと同時に価格の変動を抑える役割があります。安くで買って高くで売る、あるいは、高くで売って安くで買い戻すので、一定期間の価格の変動を抑えることになります。

ですから、流動性を供給しながら、一定期間の価格の変動を抑える社会的役割を果たしているという意味で、お金をしっかり稼げているトレーダーは良いトレーダーなのだと思います。
株式市場でも、流動性が高く、価格変動が少ないほど、企業の時価総額自体は上昇することになると思いますし、企業も結果として資本調達しやすくなると思います。

一方、悪いトレーダーは高くで買い、安くで売るという価格の変動を増大させてしまうトレーダー、つまり損をしているトレーダーです。

稼いでいるから良いトレーダーではなく、稼いでいるから社会に貢献している良いトレーダーということです。

ただし、流動性低い株を極端に買い占め、 高値で踏み上げを狙ったりして、ファンダメンタルから意図的に乖離させようというトレーダーは、例え稼げたとしても悪いトレーダーです。それは以前のブログにも書きましたが、社会の総余剰を低下させるからです。

相場操縦の意図がなく、純粋に馬鹿げた高値で買って、さらに馬鹿げた高値で売るのは問題ないとは思います。金額大きくなると、線引きは難しくなるかもしれませんが。

あと、戦争関連でもうけるとか、くそ株で儲けるとか。相場操縦とか、風説に関わってないなら、全く問題ない良いトレーダーだと思います。倫理とは別に、トレーダーには上で述べたような社会的役割があると思いますので。



2017年4月18日火曜日

会社の業績と株主課金?

よくいわれる株主課金ってのは割と眉つば気味に感じてますが(うまくやれば多少は儲けられるかもしれないですが)、経営陣や関係者(や取引先)が自社ゲームや商品に課金するのって問題にならないんですかね。ゲームとか電子データみたいな原価の小さいものなら、割と簡単にぐるぐるしながら業績あげられそうな気もします(特にアップルとかのアプリじゃない自社配信みたいなやつ)。そんな会社ないとは思いますけど。

いずれにしろ、投資家にしろトレーダーにしろ、本当にその商品が人気なのかどうか何とかして確認しながら裏を取って、取引するのがいいのかもしれないですね。まあ、経営陣が信用できないなら投資には値しないとは思いますが。

2017年4月17日月曜日

貨幣と商品

一時期、ビットコインが貨幣か商品かという議論がなされたりしていました。答えはどっちでしょうかね。最近、自分は貨幣も商品の一部にすぎないんじゃないかと思うようになりました。

交換を簡単にする、便利な道具(商品)としての貨幣。偽造が難しく、ブランド力があり、保存にも適している。貨幣なしに我々の豊かな生活は成り立たないと思います。貨幣そのものが価値を持つ商品なんだと思います。決済を可能にする商品と言えるでしょうか。

金本位制をやめて、信用通貨になったのにも関わらず、紙幣という紙切れが価値を持つのは不思議でした。信用という割には、金とも交換できないし、なぜ貨幣が信用されるのか。信用というよりはブランド力と言いなおしても良いのではないかと思います。

円というブランド力のある商品、ドルというブランド力のある商品といった感じでしょうか。

円を生産できるのはもちろん日銀です。独占業者です。値崩れ(インフレ)が起きない限り、日銀はいくらでも円を発行して、通貨発行益を得ることができます。

まあ、大した話じゃないかもしれないですが、通貨を価値のある商品と考えることで、信用通貨という不思議な物がなんとなく理解できたような気がした次第です。



2017年4月16日日曜日

先週の株式市場と朝鮮半島緊迫化(追記あり)

朝鮮有事シナリオを想定して、ポジションを入れ替えるというよりは、半島緊迫化で何がおこるかわからないので、とりあえず信用ポジを整理したり、日経でヘッジしたりといった感じの市場だった印象があります。防衛関連は強かったですが、これもまあ、とりあえずなんとなく防衛関連といった買いも多い気がしますが、どうなるでしょうか。

(2017.04.24追記:4月24日のリバだけみると、フランス大統領選も大きかったみたいですね。欧州フランスのリスクオフの意識はしてたんですが、明示的に書くほどではないのかなと思ってました。反省。ただ一方で24日のリバも日経の踏み上げ買い戻しみたいな印象もあるので、半島緊迫化で売りヘッジが溜まってた間に日銀が指数を買いまくって、フランス大統領選通過をきっかけに踏み上げといった感じかもしれません。)

トランプさんは、北朝鮮の体制維持を約束して、半島非核化を目指すのでしょうか。フセインやカダフィの末路をみて、北朝鮮が簡単にあきらめるとは思えないですが。一方で、中国が軍事同盟を結んで北朝鮮が核の傘に入れば、中国にも半島のバッファを残せるというメリットがありますし、半島の非核化もわずかに可能かなとは思いますが、中国自体も政争が激しいですし、体制維持に他に手がないとしても、そもそも北朝鮮が生殺与奪権を完全に渡すほど中国を信用できないだろうという面もあって、どうなるか難しいですね。

韓国の市場はほとんど反応してないのでしょうか。指数をみる限りあまり反応なさそうですね。まあ、有事で株が下がるとは限らないですし、中身もよくわからないですが。


2017年4月14日金曜日

その企業の経営者は本当に誠実だろうか

「フィッシャーの『超』成長株投資」には最高の成長株を選び出す15のポイントというのが書いてあります。

 その15番目が「その企業の経営者は本当に誠実だろうか」というものです。

どんなにすばらしい製品やヒット商品がでても、その利益を経営者がどこかに横流ししてしまったら、利益は投資家にはとどきません。ですから、ほかの14のポイントがすべて良好でも15番目が だめならば、投資するべきではないとフィッシャーは述べています。

なんとなくですが、私の中にも明らかに信用がならない経営者のいる上場企業がいくつかあります。利益を溜め込んで株価を低迷させるくらいなら、まだかわいいものですが、わざと利益をどこかに横流ししてたり、株価を明らかに意図的に操作させていたり、決算の数字をいじったりしている経営者もいると考えています。

利益やヒット商品や材料に目が眩みがちになり、短期で上昇する株に乗るのも大事かもしれませんが、そんなときにこそ、この企業の経営者は信用できるかを改めて問うことが大事かもしれません。

長期投資をする場合なら必須だと思います。短期指向の人も、最終的には高値で誰かが買ってくれる必要がありますから、頭の片隅くらいには覚えておいても損はない気がします。





2017年4月8日土曜日

朝鮮半島リスクと株式市場(追記あり)

日本の株式市場が、朝鮮半島有事をリスクとして織り込もうとし始めたのは、じりじり上がっていた石川製作所がストップ高になった4月4日の火曜日だと思います。4月6日の夕方に、なんで今さらといいながら、北朝鮮リスクを警告する緊急レポートを出していたストラテジストの方がいましたが、流石に新聞はおろか、市場も見ていないと揶揄されても仕方がないと思います。

リスク織り込みのきっかけは4/3、FTのインタビューにおけるトランプさんの「もし中国が北朝鮮問題を解決しないなら、我々がする。言えるのはそれだけだ(Well, if China is not going to solve North Korea, we will. That is all I am telling you.)」という発言の記事だと思います。
https://www.ft.com/content/9ae777ea-17ac-11e7-a53d-df09f373be87


米軍を動かせる権限を持つアメリカ大統領の強い発言は、万が一もありうると考えさせられて当然だと思います。

一方で、個人的にはこの発言は米中首脳会談前の脅しだと思っています。外交交渉を有利に進めるためには、拳銃に弾を込めておくのは常套手段だと思います。シリアへのミサイル攻撃もこの脅しの一環だと思います。

アメリカが恐れているのは、北朝鮮が核ミサイルを米国本土に打ち込める能力を持ち、米国がそれらを十分に迎撃できない(潜水艦からのミサイルの発射等)ことだと思います。その時点で、中国にとって大きな外交カードができてしまうからです。

北朝鮮は陸の孤島ですから、原油も資材もほとんど中国(追記:旧瀋陽軍区、現北部戦区)からの闇物資に頼っているようです。中国が原油を止めれば、北朝鮮は崩壊します。その前に北京にミサイルを撃ち込むかもしれませんので簡単ではないかもしれませんが、中国共産党の人から見れば、北京が壊滅しようが、自分が助かればいいんじゃないでしょうか。

追記:北京と北部戦区自体が権力闘争で対立しているという話もあるようですね。北京としては北部戦区を含む北朝鮮を相手にするのは、結構きついかもしれないですね。中国自体の分裂を覚悟しないと十分圧力をかけられないとなると、北京自体も 北朝鮮と北部戦区に手を焼いているということでしょうか。アメリカはここを突破口にできるといいですが、いずれにしろ圧力は北部戦区にもかける必要がありそうです。

一方で、アメリカが北朝鮮を攻撃する場合に数十万規模の死者を想定しないといけないという研究もあるようで、簡単ではありません。北の大陸間弾道核ミサイルが完成すれば、壊滅的な被害を受ける可能性もあるとは思います。両刃の剣かもしれませんが、中国にとってかなり有利な外交カード(追記:北部戦区と対立になることを考えれば北京としてはカードとしては微妙かも)になりうると自分は考えています。

アメリカとしては中国(追記:北部戦区)が北朝鮮という外交カード(追記:北京にとっては自爆カードになる恐れも)を手にする前に、なんとか北朝鮮の非核化を目指したいと考えているはずです。そのための、脅しだとは思いますが、ブラフだと見抜かれては意味がありませんので、市場が驚くような発言や行動をトランプさんがこれからもするかもしれませんし、中国(追記:北京と北部戦区)の協力が得られないのであれば、実際に軍事行動を起こす可能性もわずかにあるとは思います。

オバマさんの時の北朝鮮有事の可能性は、北朝鮮が暴発する以外には0だったと思います。化学兵器の使用はレッドラインだと言っていたのに、非核保有国のシリアにオバマさんはしり込みしていたからです。

市場からは資金が抜けているような感じはありますが、年初から上げていた銘柄の下落が多く、まだパニックというほどではありません。若干、北朝鮮有事の可能性を実際より高めに織り込んでいるような印象もあります。

一応、防災袋は用意してありますが、実際のリスクはどのくらいかはわからないです。一番怖い可能性は、米軍が斬首作戦 の成功を確信して奇襲攻撃をして、北朝鮮の軍事命令系統を破壊しきれず、在日米軍が飽和ミサイル攻撃にあうことでしょうか。混乱に乗じた化学・サイバー・生物・核兵器によるテロも考えなければならないと思います。

最悪の可能性を考えつつも、今のところアメリカの狙いは中国(追記:北京と北部戦区)が半島の非核化に協力することだと思います。このカードを引き出すことができるならば、トランプさんは歴史に名を残す大統領になりえますが、その場合も北の暴発リスクを抱える可能性もあるので、予断は許されないと思います。

長期保有は下がれば買い増しを検討しますが、万一に備えて余力は残しています。






2017年4月1日土曜日

時間が味方になる企業

片山晃さんがラジオで言っていた、「時間が味方になる」企業を買おうと改めて思いました。

2017年3月23日木曜日

籠池氏証人喚問

正直、株式市場に関係ないならこんなくだらない茶番については調べたくも書きたくはないのですが、話題になってたので一応。

籠池さんがとんでもない人であるということはこれではっきりしたと思います。偽証の恐れもあります。まあ、どうでもいいです。

ただ、安倍さんが国有地売却に自分や妻が関与してたら辞任すると 言ったのは駄目だと思います。どんなに自信があっても一国の総理がそんな軽々に言ってはいけないと思います。これをチャンスと野党やメディア、籠池さんまで、食いつきましたが、多少なりとも株式市場は辞任について心配したと思います。おそらく最終的には食いついた彼らへのダメージの方が大きいとは思います。

個人的には国民の財産である国有地を、いい加減な形で売ってしまった。ゴミが出たというが、ちゃんと財務局は確認をしたのか。実はこちらの方が大きな問題の気がします。政治家と財務局で恣意的でいいかげんな国有地の売却がないかはきちんと明らかにするべきだと思います。きちんと司法の場でやるべきです。

籠池さんの証人喚問に関しては、死なばもろともといったやけくその感じも無きにしも非ずでしたが、土地の値段や建設関連の方の質問はほとんど答えず、実はこちらについて何としてもごまかしたいんじゃないかと いうような印象を受けました。偽証しようが、野党と共闘して安倍さんを攻撃しようが、それとは別の何かを恐れているような。ただの勘ぐりすぎだといいのですが。億単位のお金が動くといろいろ怖いですからね。

2017年3月18日土曜日

独断によるバフェット流投資の学び方

DCF法について学ぶ
バークシャーの年次レポートをすべて読む
一日あたり500ページ活字を読んで勉強する

これで行けるんじゃないでしょうか。

そーせい雑感

そーせいの株価が下げ止まらないですね。金曜引け後にマザーズにいますという宣言(追記:英語だとmothersにいたことは良かったといったニュアンスで、将来については特に何も言っていないよう)とも読めるIRを発表して、ホルダーの方も混乱しているみたいでしたね。今年治験が順調にいけば東証一部も可能かと思っていたのですが、治験の見通しもまだまだわからないということなんでしょうか。休み明けに説明のIRがでるかもしれないですね。

ただ、上場している市場と企業価値は別ですから、イベントドリブンの人でない方は過度に気にしない方がよいとは思います。IRが??というのと、IR出すのが事前に漏れてない??というのは若干気になりますが。。

そーせいは、ヘプタレスの持つGPCR構造ベース創薬技術というのがカギとなっているようですね。これが、ブロックバスターを複数生み出せる技術であれば、今の株価は割安といえるとは思います。結果がでるのはまだまだ先だということ、まだヘプタレスは上市した薬がないというのがリスクでしょうか。人間の体は複雑ですし、製薬は競合も多いですからね。本当にすごい技術なのかは正直自分ではわかりません。治験の結果を見ながら判断すべきものだと思います。

あと、個人的に大きなショックだったのは、 ノバルティス社員による論文不正が地裁によって無罪判決を受けたことです。一見関係ないようですが、金曜のそーせいのさげの理由はこれかな~と思っていました。論文に不正しても罪に問われないなら、論文不正が横行しないの?と素人考えでは思ってしまいます。信頼に足る人物が論文を書いているかということも気にしないといけないですね。

これは残念ながら上場企業でも同じですね、信頼できる経営者と監査法人の決算でないと、上場していても、正直信用できません。嘆かわしいことだと思います。

ヘプタレスの論文に不正があるとは思いませんが、最悪のリスクを考える投資家としては常に頭に入れておかなければならないと思います。治験や上市で多くの人の目が介在することで、そのようなリスクは自然に減っていくとは思います。

あとひとつ気になることと言えば、株主構成の7割が個人株主で、信用で買っている人も多いということ。経営陣に大株主がいないことはあまりいいことではありません。ストックオプションはあるのかもしれないですが。ただ、これも企業価値とは直接は関係ありません。

株価については全くわかりません。信用全力2階建てだけはやめましょう。

2017年3月16日木曜日

煽り屋と適正株価と総余剰

twitterを本格的に始めてみて、気付いたのですが、煽り屋ってすごいですね。こんな人がいるんだと驚いてしまいました。

個人的には言論の自由と、取引の自由が原則だと思いますので、違法な風説の流布や相場操縦してなければ特に気にしてません。時たま自分の知らない情報を流すので有益な時もあると思います。ほとんどは売りぬけのための煽りなのかもしれませんが。

気の毒なのは何も考えずに煽りに乗っかる人ですね。まあ、自己責任でしょうし、それも自由です。
あまり気にせず、自分が正しいと思う投資やトレードをしたらいいんじゃないでしょうか。


ただひとつ気にかかるとしたら、企業の業績に応じた適正な株価がもし存在するとしたら、そこから大きく値段を乖離させるような煽り屋、買占め、売り崩し(今でもこんなのあるんでしょうか・・)は、社会には害です。

市場経済を支持する重要な考え方の一つに、総余剰という考えがあります。野菜にしろ車にしろ株価にしろ、売り手と買い手が均衡する値段が、社会全体の幸福を最大化するという考え方で、経済学の最も重要な知見の一つだと思います。(知らない方は是非調べてみてください)適切な情報開示と、合理的で賢明な市場参加者による市場価格がそれを実現します。

たまに、株価はとにかく上がったほうがよいという政治家がいますが、それは間違いです。適正な株価であることが社会全体の幸福(総余剰)を最大化します。業績がとにかく上がったほうがいいというのは正しいです。

市場は時折、(ソロスに言わせれば常に) 間違います。一部の無知な買い手や売り手によって、一方的に株価が釣りあげられたり、暴落させられると、社会全体の幸福は低減します。いわゆる市場の失敗という状態になります。このとき総余剰が低減すると同時に、本来なら資本調達をしてはいけないような質の悪い経営者に資本調達の機会を与えたり、逆に資本調達が必要な優秀な経営者に資本が行かなかったりしてしまいます。

何が適正な株価かというのは非常に難しいですが、無知な投資家や投機家によって、株価が異常な水準になることは望ましいことではありません。それを増幅するように煽る人がいたら、それは害悪といってよいかもしれません。


よくない煽り屋がいたら、 総余剰を低減させる社会の害悪めと非難してみてください。
そして、自信があるなら、非難する前に彼らの逆のポジションを取りましょう。




2017年3月15日水曜日

ナンピンは慎重に、余力は絶やさない

今日は値動きの軽い個人に人気の小型株が、荒れてましたね。

複数の憶トレや煽り屋に人気?だったウェッジの急落や、五味さん筆頭株主のそーせいの値崩れ、誰もが知ってる東芝も低空気味、ここら辺が荒れる中で、IPOによる資金吸収や確定申告による現金納税とか、個人の余力を痛めることが続いたかもしれないですね。完全に後付けの説明ですが、、、

やたらあがってたDDSも後場ストップ安で、順張り派やイナゴ派もやられた人多かったかもしれないですね。

こういうときほど余力をある程度は残して、長期で持つのは経営者のパートナーになってもよいと思える銘柄がよいと思います。投資家の基本は株式会社が生み出すものをありがたく頂戴することだと私は考えてますので、、(配当や優待のことじゃないですよ、企業価値を増やしてほしいということです。企業価値が増えなければ配当や優待もだせませんからね。)

あと美少年ゲーム関連は堅調ですね。正直自分ではその手のゲームをやるのはちょっとですが。。


とりあえず、偉そうなことを言いながら、現物全力ロング、余力0になってしまいました。相場の見通しは特にありません。セイ、ジャスティス!!

アメリカの優良株のWells Fargoは30ドルくらいの株価が、2009年には8ドル台までじりじり下げて、今は50ドル台後半です。すけべナンピンと信用全力で底値で投げたり、資金をなくして退場となるようなことがないようにしましょう。


2017年3月13日月曜日

持ち株は下がったほうがよい?

今日は個人に人気の株が売られてました。

なんとなく思い出したのですが、
以前、バフェットさんがIBMをがっつり買った後、IBMは自社株買いをしてるから、株価は下がってほしいと、ホントぐうの音もでないくらいの正論をレポートに書いていて、早くお金持ちになりたいなと思いました。

専業にしろ兼業にしろ、日銭を稼がないといけない個人も機関も、株価の上下に一喜一憂しがちですが、バフェットさんのレポートをみて目からうろこでした。

投資的観点で買っていて、余力がある、あるいは企業が積極的に自社株買いしてるなら、下がってほしいですよね。

2017年3月11日土曜日

ウェッジ雑感

ウェッジの疑惑が話題ですが、そもそもGLのいう低コストのDigital Finance Platformって、ウェッジに投資してる人はわかってるのでしょうか。詳しい説明も、実態のある状況もネット上では見つけることができませんでした。(あまり興味ないので簡単にしか見てませんが、)

東南アジアで小口ローンと聞くと、そもそも回収できるのか心配になります。また、若干ですが、小口の債権を集めて、高収益を実現するという点ではサブプライムローンを思い起こさせます。

 米のサブプライムは激しく焦げ付きましたし、担保がバイクなら乗って逃げれるでしょうし。陸続きであれば、国境越えてしまうこともできるでしょう。杞憂であればよいのですが。


マイクロファイナンスなら、もともとグラミン銀行が有名ですが、あそこはいかに回収率を高くするかを本当にいろいろ苦労して試行錯誤してました。それでも儲け自体はよくてトントンか、持ち出しに近かったのではないかと思います。

ウェッジGLの説明では一番苦労するはずの回収の点が、全く触れられていないようです。貸し倒れと回収が大きなコストなのに、そこに触れずに低コストのビジネスというのは私の理解を超えています。

個人的にはウェッジGLは、グラミン銀行とサブプライムローンの両方から着想をえた人が始めたのではないかと考えています。これが大きな事業になるとは私は想像できません。ウェッジに投資を考えている人は是非、効率よく低コストで回収が行われているかをしっかり確認したうえで投資を考えるべきだと思います。

2017年3月10日金曜日

投機、投資、実業

投機と投資の違いってなんでしょうか?

そもそも日本語の定義もあいまいで、はっきりしない部分もありますが、個人的には何かを生産することができるものを保有することが投資だと思っています。

投機は値動きを予想して儲けようとすることだと思います。

不動産や企業(株)は生産をすることができますので、それらを保有することは投資だと思います。

不動産や企業(株)を売買する場合でも、値動きを予想して売買するなら投機に近いと思います。

一方、商品はそれ自体では物を生産しないので投資とは言いにくい部分もあると思います。


自分としては投資は投機と実業の合間にある概念じゃないかと思っています。事業を保有するパートナーとしての株主は実業家に近く、有利な条件で事業を売買しようという姿勢は投機的ともいえると思います。