2018年9月3日月曜日

Mr.バイオ雑感 (9/3.4追記あり)

サンバイオについてです。
バイオ素人ですので、内容適当です。レポートとか読んでざっと印象。理解不足の部分多いですが。。

https://sharedresearch.jp/ja/4592


・脳細胞再生薬自体の治験は割と成功する確率は高そうかもしれない。ただ、1/2a相での、プラシーボ効果が高い可能性もあるかもしれないんでよくわからん。 症例数は少ないが1/2a相での治験のp値、0.003<pくらい?フレアの高信号域の意味とは、回復に必要なプロセスなのか?

・脳細胞への治験(特に慢性期)は、先行もしているっぽい、一方で、塩野義の再生誘導ペプチド医薬の存在。これ自体は慢性脳梗塞を今のところ対象にしていないようだが、もし栄養効果に近い効果があるなら、高額な細胞再生薬よりも安価なライバルになる可能性もあるんかな。

・SB623の細胞再生薬の作用機序で、「成⻑因⼦の⼀つであるFGF-2(Fibroblast Growth Factor-2)というたんぱく質」が重要という記述がリサーチレポートにあるが、作用機序がより解明されたときに、細胞再生薬以外の治療方法が確立される場合があるかどうか、再生誘導ペプチドみたいなもので置き換えられないかどうかは、少し気になるかも。よくわかんないけど。投与細胞が死ぬことが重要で、そのときになんらかの効果を発現するとかなら、細胞薬である必要があって、それならサンバイオに有利になる可能性もあるんかな。あとは、作用機序に関する特許とかとれるんかな。

・時価総額今、2000億円くらい、治験が成功し、後発ライバルが上手く行かない場合の確率とか、期待値どのくらいになるか。独占状態にどれくらいいられるかで、予想される期待値も大分変ってきそう。

・あとは、まだ時間かかりそうだけど、栄養効果でない脳細胞移植みたいなのが、実現するかどうか。(9/3追記:9/3にMuse細胞による脳梗塞の治験についての記事がありました。記事読む限り有望そうにも見えますね。慢性脳梗塞の場合でも静脈注射で大丈夫なのか気になるところですかね。炎症反応が出てないと静脈注射では難しいかもしれませんね)https://nk.jiho.jp/article/135654

9/4追記 三菱ケミのMuse細胞強力な競合になる可能性もあるとは思います。一方で、Muse細胞投与後に抗炎症、抗アポトーシス効果のある細胞を一緒に投与する場合もあり得るのかもしれないので、そこら辺ではサンバイオの技術は活かせるのかもしれません。よくわかってませんが http://www.jsao.org/image/custom/pdf/42_1PDF/42_16.pdf

あと、サンバイオは慢性期の脳梗塞、塩野義と三菱ケミのは急性期以後辺りを対象にしているので、対象が違うので直接競合しない可能性もあります。ただ、塩野義と三菱ケミも脳に直接注入する方法を取ることで慢性期の脳梗塞にも応用可能なのかは気になります。