2017年3月23日木曜日

籠池氏証人喚問

正直、株式市場に関係ないならこんなくだらない茶番については調べたくも書きたくはないのですが、話題になってたので一応。

籠池さんがとんでもない人であるということはこれではっきりしたと思います。偽証の恐れもあります。まあ、どうでもいいです。

ただ、安倍さんが国有地売却に自分や妻が関与してたら辞任すると 言ったのは駄目だと思います。どんなに自信があっても一国の総理がそんな軽々に言ってはいけないと思います。これをチャンスと野党やメディア、籠池さんまで、食いつきましたが、多少なりとも株式市場は辞任について心配したと思います。おそらく最終的には食いついた彼らへのダメージの方が大きいとは思います。

個人的には国民の財産である国有地を、いい加減な形で売ってしまった。ゴミが出たというが、ちゃんと財務局は確認をしたのか。実はこちらの方が大きな問題の気がします。政治家と財務局で恣意的でいいかげんな国有地の売却がないかはきちんと明らかにするべきだと思います。きちんと司法の場でやるべきです。

籠池さんの証人喚問に関しては、死なばもろともといったやけくその感じも無きにしも非ずでしたが、土地の値段や建設関連の方の質問はほとんど答えず、実はこちらについて何としてもごまかしたいんじゃないかと いうような印象を受けました。偽証しようが、野党と共闘して安倍さんを攻撃しようが、それとは別の何かを恐れているような。ただの勘ぐりすぎだといいのですが。億単位のお金が動くといろいろ怖いですからね。

2017年3月18日土曜日

独断によるバフェット流投資の学び方

DCF法について学ぶ
バークシャーの年次レポートをすべて読む
一日あたり500ページ活字を読んで勉強する

これで行けるんじゃないでしょうか。

そーせい雑感

そーせいの株価が下げ止まらないですね。金曜引け後にマザーズにいますという宣言(追記:英語だとmothersにいたことは良かったといったニュアンスで、将来については特に何も言っていないよう)とも読めるIRを発表して、ホルダーの方も混乱しているみたいでしたね。今年治験が順調にいけば東証一部も可能かと思っていたのですが、治験の見通しもまだまだわからないということなんでしょうか。休み明けに説明のIRがでるかもしれないですね。

ただ、上場している市場と企業価値は別ですから、イベントドリブンの人でない方は過度に気にしない方がよいとは思います。IRが??というのと、IR出すのが事前に漏れてない??というのは若干気になりますが。。

そーせいは、ヘプタレスの持つGPCR構造ベース創薬技術というのがカギとなっているようですね。これが、ブロックバスターを複数生み出せる技術であれば、今の株価は割安といえるとは思います。結果がでるのはまだまだ先だということ、まだヘプタレスは上市した薬がないというのがリスクでしょうか。人間の体は複雑ですし、製薬は競合も多いですからね。本当にすごい技術なのかは正直自分ではわかりません。治験の結果を見ながら判断すべきものだと思います。

あと、個人的に大きなショックだったのは、 ノバルティス社員による論文不正が地裁によって無罪判決を受けたことです。一見関係ないようですが、金曜のそーせいのさげの理由はこれかな~と思っていました。論文に不正しても罪に問われないなら、論文不正が横行しないの?と素人考えでは思ってしまいます。信頼に足る人物が論文を書いているかということも気にしないといけないですね。

これは残念ながら上場企業でも同じですね、信頼できる経営者と監査法人の決算でないと、上場していても、正直信用できません。嘆かわしいことだと思います。

ヘプタレスの論文に不正があるとは思いませんが、最悪のリスクを考える投資家としては常に頭に入れておかなければならないと思います。治験や上市で多くの人の目が介在することで、そのようなリスクは自然に減っていくとは思います。

あとひとつ気になることと言えば、株主構成の7割が個人株主で、信用で買っている人も多いということ。経営陣に大株主がいないことはあまりいいことではありません。ストックオプションはあるのかもしれないですが。ただ、これも企業価値とは直接は関係ありません。

株価については全くわかりません。信用全力2階建てだけはやめましょう。

2017年3月16日木曜日

煽り屋と適正株価と総余剰

twitterを本格的に始めてみて、気付いたのですが、煽り屋ってすごいですね。こんな人がいるんだと驚いてしまいました。

個人的には言論の自由と、取引の自由が原則だと思いますので、違法な風説の流布や相場操縦してなければ特に気にしてません。時たま自分の知らない情報を流すので有益な時もあると思います。ほとんどは売りぬけのための煽りなのかもしれませんが。

気の毒なのは何も考えずに煽りに乗っかる人ですね。まあ、自己責任でしょうし、それも自由です。
あまり気にせず、自分が正しいと思う投資やトレードをしたらいいんじゃないでしょうか。


ただひとつ気にかかるとしたら、企業の業績に応じた適正な株価がもし存在するとしたら、そこから大きく値段を乖離させるような煽り屋、買占め、売り崩し(今でもこんなのあるんでしょうか・・)は、社会には害です。

市場経済を支持する重要な考え方の一つに、総余剰という考えがあります。野菜にしろ車にしろ株価にしろ、売り手と買い手が均衡する値段が、社会全体の幸福を最大化するという考え方で、経済学の最も重要な知見の一つだと思います。(知らない方は是非調べてみてください)適切な情報開示と、合理的で賢明な市場参加者による市場価格がそれを実現します。

たまに、株価はとにかく上がったほうがよいという政治家がいますが、それは間違いです。適正な株価であることが社会全体の幸福(総余剰)を最大化します。業績がとにかく上がったほうがいいというのは正しいです。

市場は時折、(ソロスに言わせれば常に) 間違います。一部の無知な買い手や売り手によって、一方的に株価が釣りあげられたり、暴落させられると、社会全体の幸福は低減します。いわゆる市場の失敗という状態になります。このとき総余剰が低減すると同時に、本来なら資本調達をしてはいけないような質の悪い経営者に資本調達の機会を与えたり、逆に資本調達が必要な優秀な経営者に資本が行かなかったりしてしまいます。

何が適正な株価かというのは非常に難しいですが、無知な投資家や投機家によって、株価が異常な水準になることは望ましいことではありません。それを増幅するように煽る人がいたら、それは害悪といってよいかもしれません。


よくない煽り屋がいたら、 総余剰を低減させる社会の害悪めと非難してみてください。
そして、自信があるなら、非難する前に彼らの逆のポジションを取りましょう。




2017年3月15日水曜日

ナンピンは慎重に、余力は絶やさない

今日は値動きの軽い個人に人気の小型株が、荒れてましたね。

複数の憶トレや煽り屋に人気?だったウェッジの急落や、五味さん筆頭株主のそーせいの値崩れ、誰もが知ってる東芝も低空気味、ここら辺が荒れる中で、IPOによる資金吸収や確定申告による現金納税とか、個人の余力を痛めることが続いたかもしれないですね。完全に後付けの説明ですが、、、

やたらあがってたDDSも後場ストップ安で、順張り派やイナゴ派もやられた人多かったかもしれないですね。

こういうときほど余力をある程度は残して、長期で持つのは経営者のパートナーになってもよいと思える銘柄がよいと思います。投資家の基本は株式会社が生み出すものをありがたく頂戴することだと私は考えてますので、、(配当や優待のことじゃないですよ、企業価値を増やしてほしいということです。企業価値が増えなければ配当や優待もだせませんからね。)

あと美少年ゲーム関連は堅調ですね。正直自分ではその手のゲームをやるのはちょっとですが。。


とりあえず、偉そうなことを言いながら、現物全力ロング、余力0になってしまいました。相場の見通しは特にありません。セイ、ジャスティス!!

アメリカの優良株のWells Fargoは30ドルくらいの株価が、2009年には8ドル台までじりじり下げて、今は50ドル台後半です。すけべナンピンと信用全力で底値で投げたり、資金をなくして退場となるようなことがないようにしましょう。


2017年3月13日月曜日

持ち株は下がったほうがよい?

今日は個人に人気の株が売られてました。

なんとなく思い出したのですが、
以前、バフェットさんがIBMをがっつり買った後、IBMは自社株買いをしてるから、株価は下がってほしいと、ホントぐうの音もでないくらいの正論をレポートに書いていて、早くお金持ちになりたいなと思いました。

専業にしろ兼業にしろ、日銭を稼がないといけない個人も機関も、株価の上下に一喜一憂しがちですが、バフェットさんのレポートをみて目からうろこでした。

投資的観点で買っていて、余力がある、あるいは企業が積極的に自社株買いしてるなら、下がってほしいですよね。

2017年3月11日土曜日

ウェッジ雑感

ウェッジの疑惑が話題ですが、そもそもGLのいう低コストのDigital Finance Platformって、ウェッジに投資してる人はわかってるのでしょうか。詳しい説明も、実態のある状況もネット上では見つけることができませんでした。(あまり興味ないので簡単にしか見てませんが、)

東南アジアで小口ローンと聞くと、そもそも回収できるのか心配になります。また、若干ですが、小口の債権を集めて、高収益を実現するという点ではサブプライムローンを思い起こさせます。

 米のサブプライムは激しく焦げ付きましたし、担保がバイクなら乗って逃げれるでしょうし。陸続きであれば、国境越えてしまうこともできるでしょう。杞憂であればよいのですが。


マイクロファイナンスなら、もともとグラミン銀行が有名ですが、あそこはいかに回収率を高くするかを本当にいろいろ苦労して試行錯誤してました。それでも儲け自体はよくてトントンか、持ち出しに近かったのではないかと思います。

ウェッジGLの説明では一番苦労するはずの回収の点が、全く触れられていないようです。貸し倒れと回収が大きなコストなのに、そこに触れずに低コストのビジネスというのは私の理解を超えています。

個人的にはウェッジGLは、グラミン銀行とサブプライムローンの両方から着想をえた人が始めたのではないかと考えています。これが大きな事業になるとは私は想像できません。ウェッジに投資を考えている人は是非、効率よく低コストで回収が行われているかをしっかり確認したうえで投資を考えるべきだと思います。

2017年3月10日金曜日

投機、投資、実業

投機と投資の違いってなんでしょうか?

そもそも日本語の定義もあいまいで、はっきりしない部分もありますが、個人的には何かを生産することができるものを保有することが投資だと思っています。

投機は値動きを予想して儲けようとすることだと思います。

不動産や企業(株)は生産をすることができますので、それらを保有することは投資だと思います。

不動産や企業(株)を売買する場合でも、値動きを予想して売買するなら投機に近いと思います。

一方、商品はそれ自体では物を生産しないので投資とは言いにくい部分もあると思います。


自分としては投資は投機と実業の合間にある概念じゃないかと思っています。事業を保有するパートナーとしての株主は実業家に近く、有利な条件で事業を売買しようという姿勢は投機的ともいえると思います。