2017年6月25日日曜日

生き残りの個人投資家


勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしという言葉があります。

剣術にしろ、野球にしろ、株にしろ、すべてを理解しながら勝てる人というのはいないと思います。多くの要素が絡みあい、わからない部分がほとんどです。そもそも、他人の考えなんて、完璧に理解することは不可能です。ですから、結果として勝てたとしても、偶然かもしれないです。一方で、負ける理由は簡単です。わからない部分がほとんどで、実際にわかってなかったからです。

そういう意味で、勝っている人は、謙虚だったり、ストイックだったりする気がします。いつまでも勝てるとは限らないですし、謙虚じゃなければ、そんなに資産を増やすほど、投資やトレードについて経験を積んだり勉強しなかったんじゃないでしょうか。少なくとも、株や相場に関する最低限の尊敬の気持ちは持っている気がします。そもそも、上には上がいて、たぶん、その頂点の人も慢心なんかしてないでしょうから、謙虚にならざるを得ないかもしれないですね。

そもそも、勝ち負けという考え方自体が、株取引では、間違った考え方なのかもしれません。株式市場は、社会の金融インフラの一つですから、参加者自体が、一定量の社会的役割を果たしていると考えることもできるとは思います。

職業投資家としては、インデックスなどの指標や他の人のパフォーマンスに勝つということも重要だとは思いますが、勝ちたいという気持ち自体も、邪心で、良い投資をしたい、良い取引をしたいという気持ちが大切なのかもしれません。

日々、勉強するのが大事だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿