2017年10月31日火曜日

純有利子負債、DCF法からの考察

(文章にしてみましたが、分かりにくいです。あと、適当なので間違ってたらごめんなさい。)

非常に低いPERで放置されている銘柄で、たまに大きな有利子負債を持っている場合がありますよね。同じPERなら、借金ない方が良いとは思いますが、どうやって評価すべきでしょうか。

結論を言うと、DCF法を用いて、将来考えられる借金の返済(マイナスのキャッシュフロー)を現在価値に割り引いて、評価すべきというのが答えです。

ただ、理論的には非の打ちどころがほとんどないと思えるDCF法ですが、実際に使うのは結構難しいです。単純に来季の決算すらなかなかわからないですから、将来のキャッシュフローだって正確にはわからないですよね。

ただ、DCF法の考え方自体は重要ですので、純有利子負債もDCF法を用いて評価すべきです。

で、DCF法を用いて有利子負債の価値(負の価値)を評価するにあたって、面白いのは、借金をずっと借り換えて、永久に返さない、あるいはかなり遠い将来に返す場合はDCF法における借金元本の負の価値もほとんど0に近くなります、(利息のキャッシュフローは別ですけど)

逆に、今すぐ純有利子負債を返す場合の現在価値は、純有利子負債の金額(マイナス)そのものになります。

ですので、0>=純有利子負債元本の現在価値>=純有利子負債の金額(マイナス) となります。

すぐに株式増資でもして、借金返しそうなのであれば、純有利子負債元本の現在価値は低く(マイナスが大きく)なります。

早めに借金を返さなければいけないなら、大きめのマイナスの評価をすべきで、返済がかなり先なら、利息のマイナスはありますが、元本返済自体のマイナスの現在価値の絶対値は小さくなります。

あと、例外なのは自社株買いや株式配当や優待ですね。借金の返済をすることなく、株主還元ができる抜け道となります。大きな借金をしているけど、企業価値が比較的高く維持されているのは、これのおかげの銘柄(電力株とかですかね)もあります。




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