2017年10月27日金曜日

メドレックス雑感とケリーの公式の応用

メドレックス正直よくわかってませんが、一応レポート読んでみました。もう大分上がってしまってますし、もちろん投資推奨では全然ありません。

ただ、ケリー基準を試した資金投入量の例を示すには良い気もするので、ちょっと書いてみます。適当なんで、間違ってたらすいません。

一応、フェアリサーチレポートと

http://pdf.irpocket.com/C4586/Rt66/Uvh2/SXRA.pdf

ケリーの公式から

http://www.geocities.jp/y_infty/management/k_formula_1.html


レポートから適当に凡その値を取って、最適な資金配分の方法の例を示してみます。

まず、メドレックスの治験がすべて上手くいった場合の現在価値を800億円、現在の時価総額を100億円とします。治験が失敗すれば株価は0円とします。治験がすべて上手くいく確率をレポートによると4割くらいなのでそうします。つまり、4割の確率で8倍になるということです。

資金×fが投入すべき資金量となります。


Rが、何倍分の報酬もらえるか。Pが確率です。

ケリーの公式としては、4割の確率で8倍になるということですから、Rは7になります。Pは0.4ですと、f=2.2/7となるので、fは大体1/3ですね。

つまり、治験が成功する確率が4割なら、資金の1/3を投入するのが最適となります。

もちろん治験の成功確率が4割なんてあり得ない、精々2割くらいだろうという人は

f=0.6/7で、大体資金の9%くらいをかけるのが最適になります。


いやいや、治験の成功確率は10%が精々だと思う場合はf=-0.2/8となって、期待値自体が負になりますので、投入すべき資金は0となります。(あるいはおすすめしませんが、空売りですかね)

もちろん、他のポジションもあるでしょうから、トータルでの正しい計算は非常に難しいですけど(他のポジがあれば当然メドレのポジはその分小さくなります)、もし余裕資金があって、治験の成功確率に自信があるなら投入しても良い金額の目安にはなる気もしますが、推奨ではありません。あくまで、様々な前提を用いた計算例です。


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