2017年4月14日金曜日

その企業の経営者は本当に誠実だろうか

「フィッシャーの『超』成長株投資」には最高の成長株を選び出す15のポイントというのが書いてあります。

 その15番目が「その企業の経営者は本当に誠実だろうか」というものです。

どんなにすばらしい製品やヒット商品がでても、その利益を経営者がどこかに横流ししてしまったら、利益は投資家にはとどきません。ですから、ほかの14のポイントがすべて良好でも15番目が だめならば、投資するべきではないとフィッシャーは述べています。

なんとなくですが、私の中にも明らかに信用がならない経営者のいる上場企業がいくつかあります。利益を溜め込んで株価を低迷させるくらいなら、まだかわいいものですが、わざと利益をどこかに横流ししてたり、株価を明らかに意図的に操作させていたり、決算の数字をいじったりしている経営者もいると考えています。

利益やヒット商品や材料に目が眩みがちになり、短期で上昇する株に乗るのも大事かもしれませんが、そんなときにこそ、この企業の経営者は信用できるかを改めて問うことが大事かもしれません。

長期投資をする場合なら必須だと思います。短期指向の人も、最終的には高値で誰かが買ってくれる必要がありますから、頭の片隅くらいには覚えておいても損はない気がします。





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