2017年4月17日月曜日

貨幣と商品

一時期、ビットコインが貨幣か商品かという議論がなされたりしていました。答えはどっちでしょうかね。最近、自分は貨幣も商品の一部にすぎないんじゃないかと思うようになりました。

交換を簡単にする、便利な道具(商品)としての貨幣。偽造が難しく、ブランド力があり、保存にも適している。貨幣なしに我々の豊かな生活は成り立たないと思います。貨幣そのものが価値を持つ商品なんだと思います。決済を可能にする商品と言えるでしょうか。

金本位制をやめて、信用通貨になったのにも関わらず、紙幣という紙切れが価値を持つのは不思議でした。信用という割には、金とも交換できないし、なぜ貨幣が信用されるのか。信用というよりはブランド力と言いなおしても良いのではないかと思います。

円というブランド力のある商品、ドルというブランド力のある商品といった感じでしょうか。

円を生産できるのはもちろん日銀です。独占業者です。値崩れ(インフレ)が起きない限り、日銀はいくらでも円を発行して、通貨発行益を得ることができます。

まあ、大した話じゃないかもしれないですが、通貨を価値のある商品と考えることで、信用通貨という不思議な物がなんとなく理解できたような気がした次第です。



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