2017年7月15日土曜日

新株予約権と希薄化(7/16一部訂正・加筆)

なにかと話題の金曜に決算のでたCS(クレディスイスではありません。日本の会社のイニシャルです)ですが。

割とたくさんの人が、売り上げや利益を計算しながら、PERを計算していますね。
一方で、ざっくり新株予約権の希薄化が4割くらいになりそうなことはあまり触れられている人が少ないですね。ざっくりなので間違いがあるかもしれません。気になるかたは確認してください。正直この会社の潜在株式数はよくわかりません。わざと不明瞭にしているのではないかと勘繰ってしまいそうになります。

4割希薄化するなら、時価総額もPERも大分話が違ってきます、行使価格が現値よりかなり低いですから、増資による現金の増加も限定的です。

今期は売上の増加で、得た利益を広告等にあてるようですね。第29回の新株予約権の行使条件は30年5月期から31年5月期の間に、一度でも四半期累計で営業利益3億円以上というのがありますので、(7/16訂正):今期の各四半期累計で一度でも、3億以上の営業利益が発生すれば、100万株(発行株式の2割程度)分の新株予約権行使が可能になるようです。

柱となる事業も、新たな事業もこれから期待できるとは思いますが、変なバイアスを持たずに、きちんとした分析が必要ですね。知らず知らずの間に落とし穴にはまってしまうかもしれません。

自分は、自信のある銘柄ほど、悪い部分を調べるようにはしていますし、悪い部分を指摘してくれる方は、例え的外れであったとしても、貴重な存在だと思います。 今の市場状況だと、あまり気にせず市場の流れを大事にした方がよいかもしれないですし、あまり気にしすぎてもチャンスを逃してしまうとはおもいますが、それもあくまできちんと状況をわかった上で判断すべきだとは思っています。(口で言うのは簡単で、実際はとても難しいです、はい。)

株価についてはよくわからないですね。かなり前のめりな経営と、放漫な新株予約権の発行をしていると思います。これからも、新株予約権を大量に発行するなら、かなりネガティブには思いますが、そこらへんと業績の伸びとの兼ね合いでしょうかね。経営陣や監査がどれくらい信用できるかは、正直自分は気になっています。

0 件のコメント:

コメントを投稿