2018年1月8日月曜日

仮想通貨の需給に関して考えてみる

今更ですが、仮想通貨の需給に関して考えてみます。適当です。

仮想通貨の一番大きい実需に近いものは、おそらく金の退蔵需要の代替なのではないでしょうか。古いデータですが、年間500t程度の需要がある年もあるようですね。金価格1g,
5千円とすると2兆五千億円くらいの需要があるときもあったのですかね。数兆円くらいの需要がある年もあると考えると無視できない金額ですね。

https://www.jipangu.co.jp/about_gold/gold_02

個人的には、キャッシュフローを生まないものを保有することを投資とは思いません。金や仮想通貨はキャッシュフローを生まないので長期保有するのは投資ではなく、投機や単なる需要であると思います。一方で、キャッシュフローを生まないどころか、保管費用がかかる金は資産分散の「純投資」の対象とされていたりします。

このような「純投資」の需要(退蔵需要)が、保管費用があまりかからない仮想通貨に流入している可能性はあると思います。大口の機関投資家が、資産分散の一環としてファンドに組み入れたりしているんですかね。ここ数か月の仮想通貨の値上がりや流動性の増加で、一部金から仮想通貨にお金が流れて来ているような印象はあります。

ただ、金よりは保管費用がかからず、安価な送金手段ともなりうる仮想通貨はとても便利なものである一方で、種々の仮想通貨やトークンが発行されるという意味では、供給側はほとんど無制限に近い状態だと思います。

金自体は物理的に、供給量は制限があるのと大きな違いだとは思います。

あと、他に大きな需要としては、ギャンブル需要ですかね。普通のギャンブルより還元率がよくて、娯楽性が高いならば、パチンコやカジノでお金を使うような人たちが根強く参加してくる可能性はあるかもしれないですね。おそらく儲けられるかどうかよりは、ボラがあるかどうかの方が重要ですかね。

仮想通貨自体が、安価な小口決済や政情不安な国の人々への銀行・決済機能を実現できると良いとは思いますが、なかなかまだ、そのようなことはできていないんですかね。

一方で、マネーロンダリングや脱税、犯罪者の資金源の温床になるとよくないですね。

世の中の役に立たないまま、投機性が高いまま煽りで上下するようでは単なるねずみ講やマルチまがい、ギャンブル、ババ抜きに近いと言われる可能性もあるとは思います。

いわゆる草コインの値動きは小型株の仕手株みたいなのはあるとは思います。どうなるでしょうかね。

仮想通貨が生まれたことで世の中がどれくらい良くなったか、そこがはっきり見えてくるようになるとよいなと思います。

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